ontology.299(カンナヅキ二週目)
「思い出は持っている」 【↑星新一も持っている】 コバ・ジュンです。 北海道日本ハムファイターズ、10年ぶりの日本一おめでとうございます。 第6戦はボクも実際に見ていました。夕方に起きてtwiiterを見ていたら、色々とそれ関連のつぶやきが流れてきて、どうにも面白そうだったのと、チャランポが今日広島でイベントに出演し、広島カープの応援歌を歌っていたからという理由です。 https://twitter.com/charanporantan/status/792275469802491904 久々に見た感想。 野球って、面白いね。 子供の頃、テレビで見るスポーツといえば「野球」でした。それしかありませんでした。もちろん他の競技も放送はされていましたが(ゴルフ、マラソンなど)、その中でも一番子供心にヒットするのは野球。ファミコンでも野球ゲームは大人気でしたしね。 そんな日本シリーズを観ていて、盛り上がっていた当時のことを思い出しました。網戸、扇風機、そして父親、枝豆、ビール、巨人…。オールスターは学校でも話題になるほどのお祭り、日本シリーズは応援してるチームでなくても見る。「人気のセ、実力のパ」なんて言葉もありましたね。 そして、巨人が負けるとあからさまに機嫌が悪くなった父。勝てばニコニコと魚図鑑やウルトラマン図鑑の絵を模写してくれた父。そんなことも思い出させてくれました。 さらにはこんな話も思い出します。Jリーグが始まった頃…だから20年以上前か。仕事場のおっさんが言った言葉。 「俺はサッカーはだめだ。せわしない。そこいくと野球は間を持ってる。サッカーの試合中、酒注ぎにいけるか?料理できるか?野球はそれができる」 ごもっともです。おっさんになった今、正にそんな楽しみ方をしています。飲みながら、そして色々語りながら見るスポーツとして非常に合っているんですよね野球は。 「間」があるからこそ思い出がよみがえる。「間」があるからこそ考え、思い、語り合える。 そういった季節は二度と戻ってこないけど、その思い出があるだけでいいじゃないか、と今は思えるようになってます。 そして、 大好きな星新一さんの小説「鍵」のラストはこんな文章で締めくくられます。 「いまのわたしに必要なのは思い出だけだ。それは持っている。」 ではまた。
「爽快青空」 【↑なんだこの爽やかさ】 コバ・ジュンです。 昨日のこと。 「めっちゃ寒いわ〜」なんて日記を書こうと思い、何行か記していくも、どうにもこうにも筆が進まず。その理由はハッキリしていて、それは「肝付兼太さんの訃報」に触れたからでありました。そんなわけで、昨日の途中まで書き記していた「ごっ寒・シティ」は永遠に封印します。 話は変わりまして、 本日。 朝方に家に帰ってきてから、お風呂を沸かしてzip!でポンをしてビン缶ゴミと小さな金属類ゴミを捨てた後、沸いたお風呂にぷかりと浸かって、その残り湯で洗濯をかまし、ふと「いけね、今年度下半期の町内会費払ってねえや」と思い立ち、今年の幹事に電話すると「これから集めようと思ってましたんですよ〜」とのこと。いけね、先走り過ぎたぞ。もう少し粘れば良かった。でもちゃんと督促される前に払いに行きましたよ。良い子ちゃんですからね、僕ぁ。 その後近所のスーパーへ買い物。本日よりスマホのアプリ「ポケモンGo」のハロウィンイベントが始まりまして、普段あまり見かけない様なポケモンどもが近所でもさもさ捕まる様になりました。こういうの嬉しいな。たまにしか起動しないだけにね。 唐揚げ作ったり酒飲んだりうだうだしていたらどうやらそのままリビングで寝てしまった様で、気付けば日もすっかり暮れ外は暗くなっていました。 「いけね」 そうです。布団を干しっぱなしだったのです。急いで取り込みに向かうも、当然のごとく「冷や布団」に。あ〜、せっかくの秋晴れがなんか台無しになってしまった。 さて、「すてきな音楽」でも聴きながら秋の夜長を過ごしましょうかね。 ではまた。
「次の停車駅は「ベッカンコー」、のび太のくせにザマスづら」 【↑素晴らしい殿馬のプレー】 コバ・ジュンです。 スネ夫やじゃじゃ丸、ケムマキ、イヤミなど、多数の独特なキャラクターを演じてきた俳優の「肝付兼太(きもつきかねた)」さんが亡くなりました。享年80。 昨日夕方、目覚ましよりだいぶ前に起きて、携帯を見てみると何やら多数の通知が。そこに表示されていたのが肝付さんの訃報でした。 「えっ!」と思わず声が出ました。昨年のジャイアン(たてかべ和也さん)に続きスネ夫まで…。 ボクが子供の頃より親しんでいた肝付さんの声。ずるさ、小賢しさを感じさせるも、どこか親しみを感じ、そしてクセがありつつ、その裏側には培われた経験に裏付けされた安心感すら覚える様な。 20年ほど前、肝付さんの話を直接聞いたことがあります。 「銀河鉄道の車掌!あれは何者か分からない。それを演じるのは苦労したなあ」 「『ジャングル黒べえ』というアニメがあってね、唯一主役を演じたのに、ある理由により今では放送されなくなっちゃって残念」 「え?君たち『北村想』を知らないの?勉強不足だなあ」 等々。地声も割とそのままなのですが、それで二時間の間ほぼ一人で喋り続けても、まったく落ちない声量、もちろん声も枯れませんし、「これがプロか…」と思ったものです。 ボクが所属していた劇団の主宰にも色々な話を聞いた覚えがあります。 「周りが大先輩の中、次回予告をやらなければならないプレッシャー、相当なものだった」 「銀河鉄道も物凄いプレッシャーの中、演じていた」 など。そりゃ野沢雅子さん、池田昌子さん、肝付さんに囲まれた中で芝居するなんて、たぶんボクには出来やしません。 そんなボク、今だから言える心底後悔している心残りな出来事がありまして。 この話、人に話した記憶はないですし、こういった場にも書いたことがないですので、おそらく今回初出しです。 20歳を少し超えた頃、某養成所に通っておりまして、そこの講師の方に何やらえらい褒められ、好かれたことがありました。その方(仮にDさんとします)は肝付さん主宰の劇団の劇団員でありまして、ある舞台を観に行った際、Dさんとたまたま同じ回を見ることになったのです。挨拶を交わした後、Dさんは前の方の席に行き、座っている方に何やら嬉しげに話しかけ、ボクの方を指差しました。そしてその時振り向いたお方が、 肝付さん。 うおお。 要は「ご紹介」して頂いた様なのです。 なのに、それなのに、 その時ボクがとった行動。 「ぺこり」 と遠くからの会釈。 バカか俺は。失礼すぎるだろ。正直そういった行動を無意識に取ってしまうのは現在もあまり変わってないのですが、なぜにダッシュしてでも自己紹介出来なかったのかと、未だに悔やまれる出来事なのであります。人生変わっていたかもしれないのにね。 肝付さんの声は永遠にボクの中に残るでしょう。中でも「ドカベン」の『殿馬一人(とのまかずと)』は最高でした。殿馬ほど硬軟織り交ぜたキャラはなかったでしょう。飄々として「づらづら」言いながら、数々の秘打やファインプレーで締めるところはしっかり締める。山田の真面目さ、里中の一途さ、岩鬼の奔放さ、その他数多の性格を持つキャラに対して、見事にスパイスを加える素晴らしい芝居でありました。 どうぞ安らかにお眠りくださいませ。 謹んでお悔やみ申し上げます。
「あきれるほど日常」 【↑サンマとかね】 コバ・ジュンです。 土、日と都内で素敵なイベントがあったのですが、色々あって行くことが出来ず。お知り合いのtwitterでの楽しそうなつぶやきを見ながら、家で一人「ぐぎぎ」とうめいておりました。やはりどんな現場でも「そこにいなくては」なんだよなあ。週刊ファイト編集長であった井上義啓氏の「常在戦場」という言葉が身にしみます。 そんなコバ・ジュン、どんな日常を過ごしていたかというと、 鍋焦がしたり 今年初のサンマを焼いたり(昨年のX’masイブにコンロを焦がしてからまだ買い換えてないので、フライパンで焼きました) 北海道産の脂ブリブリのぶりのお刺身¥177を食べたり 「やっぱ鼻って大事だよなあ」と思ったり 昨年の自分のつぶやきを見て「この好きな子って誰だっけ?」と思ったり そんな日々を過ごしております。 とりあえず今マストでしなくてはならないのは、 「焦がした鍋を買い換えろ」と 「ほうれい線を消すためのアンチエイジングをせよ」 ですかね。 ではまた。
「夜には渋谷でブチ上げ上げ!!」 【↑会場入り口に掲げられたボード】 コバ・ジュンです。 日曜日の話の続き。 三茶でCocochi-kitの大道芸を見た後、渋谷に移動。「ふーちんギドに小春」のライブです。「ふーちんギド」というのは、8月の日記にも書いた様に、ドラムを叩きながら鍵盤ハーモニカを叩く”ふーちん”と、チューバを吹きながら足で鍵盤を弾く”ギデオン”さんの二人組。一度その演奏を聞くと分かるのですが「ヘンテコ」なんです、ヘンテコ。これ以外の例えが見当たらない。でも、でも凄えんです。これは実際見ないと聞かないと絶対に伝わらない。そんな二人。 そこにアコーディオンの小春(チャラン・ポ・ランタン姉の方)が加わって行われたライブ。当初は夜公演のみでしたが、あっという間にSOLD OUTになったため、急遽昼公演も追加された、「もしやプラチナ?」なものでありました。 ふーちんと小春は中学からの幼馴染で、バンドを結成して12周年、今までこういった二人でのライブをやった事がないらしく、今回が初ということ。うおぉ、ますますプラチナ感満載やんけ。 会場である「7th floor」に入ります。キャパは100人程度かな?整理番号20番台のため、前から4列目の座席を確保できました。会場後方にあるバーカウンターでハイボールを頼み、開始を待ちます。 10分押しほどで始まりました。始めは「ふーちんギド」の演奏でスタート。もうのっけから凄い。何をどうしたらこうなるんだ。「こいつら頭がおかしい」とは小春談。例えるなら、釣りしながら料理もしてしかもそれを食べさせて「美味い!」と言われてるみたいな(笑)。 リハ風景(演奏も観られます) https://twitter.com/suttokodokkoiii/status/783170494191181824 「はなうた」など三曲を演奏したあと、小春が呼び込まれます。昼の部では「呼ばれなかった」と言う小春。ではどうやって登場したのか(笑)。ここでふーちんが一度ハケます。 ギデオンさんと小春。なんだこの新鮮な絵面。かつてギデオンさんが参加したチャランポのアルバム曲「サーカス・サーカス」を二人で演奏。めちゃくちゃ大好きな曲なので、テンションMAX。イントロからメロディからラストの〆まで完璧。音楽で泣くのなんてそんなにはないけど、これはもうダメ。かつて自分が子供のころ、今は亡き両親に連れられ後楽園にサーカスを観に行ったことまで思い出します。曲を終え、ギデオンさんがハケます。 小春ソロ。正直何の曲をやったのか覚えていない(~_~;) ステージ上に釘付け過ぎて、メモなど取る余裕もなく頭の中に入れることも忘れ、ただただその演奏に圧倒。今まで何度か小春のアコーディオンを見てきましたが、今回改めて「これをこんな近くで聴けるって、物凄い贅沢で貴重なことなのではないだろうか」と感じました。聴いてると、ちょっと魂が抜けるんですよ、マジで。すっと抜けたそれがふわふわと会場内を漂い、ステージを見上げているはずなのになぜか記憶では俯瞰で見ている目線があったりして。天井低いのに(笑)。 「何拍子の曲がいい?」との問いに客席から「11!」の声。「それ、後でやるんだよな〜」と少し戸惑いつつも演奏が始まります。正直ボクは「11拍子」なんて高度なものは知らず、なんじゃこりゃすげえとしか。演奏終了後、「降ってきました」「今作りました」との言葉にさらに驚きます。何それ…そんなこと出来るのか… ふーちんが戻ってきます。しばし二人のMC。満面の笑みでニッコニコしながらふにゃふにゃ口調で結構な毒舌を飛ばすふーちんに爆笑が起きます。昔からの友人がFacebookにいるのに、二人ともなぜか結婚式に呼ばれず、事後報告でそのことを知るというトークの際、ふーちんが「二人が負のオーラだから呼ばれないんだよ〜(ケラケラ)」との返しには、あの小春が一瞬詰まってしまう程でした。 その後小春の「似た様な話が絵本であったよね?お姫様の結婚式にひとりだけ呼ばれなかった魔女が呪いをかけるの。何だったけあれ〜?」会場が一体になって考えます。「あ!つむぎ姫だ、つむぎ姫!」どうやら小春が思い出します。それに対しふーちん「あ〜、あの絵が可愛いやつだよね〜」 小春「いや、あなたが見てた本とあたしの見た本が一緒かどうか知らないけどさ」 ちなみにこの話、「いばら姫」という名でも知られていますが、一番有名なのは「眠れる森の美女」ですね。ボクも家に帰ってから思い出しました。あの糸を紡ぐ針か何かで指を刺してしまうのが子供心に怖くて怖くて…。記憶の奥底へと消し去っていました(笑)。 「渋谷の占い師」、そしてサンバとジャズを融合した「サンバジャ」。二人の歴史が垣間見れました。 そしてラスト、ギデオンさんも戻ってきていよいよ「ふーちんギドに小春」!ふーちん作曲の「風と草原と私(仮称)」、ギデオンさん作の曲(すみませんタイトル失念)、どちらも先日のモンゴルツアーに影響されて作ったという曲を、三人で演奏。ギデオンさんの曲の時には「ちんちん」トークで盛り上がり、20代の女性二人がステージ上で「ちんちん」「ちんちん」言い合う不思議な空間となりました。というのも、ギデオンさんがモンゴルで出会い仲良くなった家族の父親から小さな男の子を紹介され「ほら、俺の息子だよ可愛いだろ!ぜひちんちんも見てくれよ!」という歓待を受けたという話から始まったものでした(笑)。モンゴルではどうやらそういった風習がある様です(マジ?) 「ギデオンさんの曲からビートルズのナンバーで」という説明で、「うわぉ、ビートルズの何だ!?」と思っていたらまさかの「I Want You」。今思えばこの三人なら特にまさかではないのですが、とにかく狂っていた!圧倒的ドラム!低音大開放なチューバ!ギャンギャンとディストーションかかっていたようなアコーディオン!圧巻とはまさにこのこと。They’s So Heavy!!!(彼女らと彼は狂っている!) アンコールでは「ハバナギラ」、そしてジミヘンの「Fire」。ブチ上がりな2時間弱のステージを全身で堪能してきました。 チャランポ&カンカンバルカン関連のライブに行くたび、前回を超えてくるものを見せてもらっています。それぞれ上塗りされるものではなく、違った面を見せて、そして聞かせてくれるのです。演奏技術、音楽の幅広さ、そして個々のキャラクターの魅力。ただ「好きになったから、ファンだから」では語れない様々なものを貰ってきています。彼女たちによってようやく自分が昔から好きだった音楽のジャンルも知れたし(バルカン音楽)、そこからさらに広がっていくであろう、これからの音たちにも期待感でいっぱいです。 そして来月から始まるツアー。初日の地元横浜は抑えられなかったですが、千葉、そして千穐楽の中野はがっつり行く予定です。そこでもまた新しい何かを発見させてくれることに期待して。 最後までお付合いいただきありがとうございました。 ではまたm(_ _)m
ontology.298(カンナヅキ一週目)
「まずは三茶でブチ上げ!」 【↑円形ステージ!】 コバ・ジュンです。 先日の日曜日、三茶de大道芸にて「Cocochi-kit(ココチキット)」、夜には渋谷にて「ふーちんギドに小春」のライブを観てきました。個人的なレポをつらつらと書いていきます。 「Cocochi-kit」は、管楽器編成のバンド。以前新宿ロフトにての「女をなめんなよスペシャルvol.6」で初めてその演奏を聴き、とにかく気になっていたのですが、なかなかライブなどの情報が入って来ず…。しかしtwitterにて「大道芸あるよ」なるつぶやきを見て、確認してみると土、日の二日間、三軒茶屋で行われる大道芸に出るという!時間は正午。渋谷には夕方行けば良いから見られるやんけ! というわけで日曜の午前中から三茶へ。ライブをやる「エコー仲見世」ってどこじゃ?と思うも、駅降りたらすぐ見つかりました。わぁお、この細い商店街の通りのどこでやるのだと疑問に思うも、その近くで待つことにします。ボーンボーンとボクのiPhoneが12時の時を告げると共に(嘘)、キャロットタワー方向下の横断歩道から、何やら楽しげなブラスの音が聞こえて来る…。歩きながらのメンバー登場です。まずは世田谷通り沿いの歩道で一曲。そのあと仲見世内に移動していったので着いていき…、いや、先回りの様な感じで「ここかな?」と思われる場所に陣取ってみました。そして洋品店の前でライブが始まります。 Tp、「TRI4TH」からのサポートメンバー、織田(おりた)さん B.Sax、こーせーさん Trbの高橋さんは、演奏途中にも関わらず店の中に入っていき、お店の方と「この服いいですね」的な会話を交わしていました(笑) リーダーのとんちゃん。カンカンバルカンではS.Saxですが、ホームではA.Saxを使っています。 途中現れた「河童」がボクの方に向かってきます。微妙に見える目が怖かった… 30分という短いステージでしたが、「golden days」、とんちゃん作曲の「Go Home」、となりのトトロより「ねこバスのテーマ」、そして定番の「Sandala」などなど、高速ブラスの妙技を十分堪能することが出来ました。「Sandala」ホント好きなんですよ。勢いがありメロディも良く、ブラスが上手い具合に重なった音がこれまた最高。 終演後のとんちゃんとボク(写真は”たろさん”提供) 充分にアガりました。踊れる曲って最高です。 その後、この日初対面になるTさんと合流し、色々情報交換します。そして昼食。そういえば朝から何も食べてなかった。プログラムではこのあとCocochi-kitの登場はない予定でしたが、twitterに「14:30茶沢通りで」とのつぶやきが流れてきたので、その時間に行ってみます。 が、どうも姿は無し。仕方なく「ふれあい広場」で座って休んでいると先ほどのTさんから「茶沢通りの奥でやってますよ!」との連絡。なんだと!急いで坂を下って行くと… やってたー! ああ、こういう時、自分の嗅覚の鈍感さを呪う。こんな360°オールOKを見逃してしまうなんて…orz 「スタンドバイミー」「愛の讃歌」「Sandala」などを演奏。印象的だったのは、ボクの隣りにいた乳母車の赤ちゃんが手拍子をしていたこと。先日の上野カンカンバルカン大道芸でも知り合いの幼児ちゃんが手拍子していたのですが、なんでしょう。良い音楽って老若男女共通なのでしょうか。 A.SaxとB.Saxで「愛の讃歌」をやり始めたので、ふて腐れて座りこむ他メンバー(笑) それを見たとんちゃん、「立ちなさい!」とばかりに促します。この直後蹴り入れてました(笑)。 こちらも30分と短い時間、しかも序盤聞きそびれましたが、ホント楽しかった!Cocochi-kitのパフォーマンス、見ているだけで笑みが浮かぶのですよ。演奏の上手さもさることながら、それに伴ってのお客さんをノセる力とでもいうのでしょうか、知らず知らずのうちにこちらの身体も勝手に動いてしまう…。これぞ大道芸!とでもいう真髄を見ました。 このあと、渋谷に移動するのですが、長くなってしまったので日を割って書きますね。 ではまた。 この日の演奏ではありませんが、高円寺で行われた大道芸でのCocochi-kit「Sandala」はコチラ↓
「ボブ・ディランとすぎやまこういちと」 【↑寒くなったのでおでん作成】 コバ・ジュンです。 ノーベル文学賞、まさかのボブ・ディランが受賞いたしました。といっても、実は何年も前からノミネートはされていたみたいですね。でも、それでも、「作家」ではなく歌手が受賞するというのはやはり驚くことでありまして。 「学生街の喫茶店」という曲を歌っていた『ガロ』というグループがいまして、その歌にも登場します、ボブ。「学生で賑わったこの店の 片隅で聴いていたボブ・ディラン」との様に。この歌の発売が1972年。わーお、ボクと同い年やないの。まぁそれは置いといて… このあと「あの時の歌は聞こえない 人の姿も変わったよ 時は流れた」と続きます。でですね、ボクがこの歌を初めて聞いたのは確か中学生の時。行きつけの床屋のお兄さんから「フォークソング大全集」みたいなテープをもらったのです。それの一曲目がコチラでして、聴いた瞬間あることを思いました。 「これドラクエ?」 ドラクエというのは、言わずと知れたテレビゲーム「ドラゴンクエスト」のことです。数々の社会現象を巻き起こしたほどの大ヒット作で、シリーズ化もされ今では「10」まで出ているのかな?まぁ詳細はいいでしょう。 ♪時はながーれーたー の後、ファの#→ファとなるのですが(コード表記するとD→Dm)、これがですね、初代ドラクエのフィールド曲に感じがそっくりでありまして、そのままあのアレフガルドの大地の音楽に繋がってもまるで違和感ないのです。故に「これドラクエ?」と思った次第でありまして。ちなみにコードは一緒。 その数年後、「学生街の喫茶店」の作曲者を知りました。 すぎやまこういち先生 ドラクエの作曲者やんけ!(笑) そりゃ似ますわな。本人だもの。「ルパン三世」「小さな旅」「犬神家の一族」の編曲がなんかいっしょだーと思ったのと同意です(どれも作曲は大野雄二さんです。余談ですが「太陽にほえろ!」と「名探偵コナン」メインテーマの作曲は大野克夫さん。こちらも素晴らしいですよね) 昨夜、知り合いの方から「すぎやま先生は、人のコードを使って違うメロディを作る天才なんですよ」との話を聞きました。「ジャズはコルトレーンからだったり。クラシックも多く使ってますよね。メロディーをパクるのはダメですけど、コードならばOKというのに最初に気付いたのがすぎやま先生」 なるほど! といって別にすぎやま先生を咎める気持ちはまったくありませんので、その辺りは誤解なきよう。同じコードであれを超えるメロディーを生み出せるかといったら、まず無理ですもの。 そんなわけでぜひ聞いてみてくださいませ。 まずは「学生街の喫茶店」。0:38あたりから 次にドラクエ1のフィールド曲 分かっていただけましたでしょうか? ではまた。
「カンカンバルカン大道芸」 【↑ぎゅっとする四人】 コバ・ジュンです。 先日、上野恩賜公園まで「カンカンバルカン」の大道芸を観に行ってきました。 急な告知だった様で、twitterのフォロワーさんのつぶやきを見て知ったのがなんと前日の夜。う〜ん「常在戦場」の気持ちは忘れてはならないなあ。疲れてたりするとtwitter見なくなっちゃうのはダメな癖です。 2日連続で演るという事でしたが、行けるのは初日のみ。いやいや、一日行けるだけでも充分やないかい!前にDrのふーちんの大道芸の際、大寝坊してしまったのを教訓として、今回は早めに家を出ます。 11:15着到。早過ぎた(笑)開始は12時から。なんとなくポラー(チャランポファンのこと)の皆様らしき人はちらほらしていますが、この様子ならそんなに焦らなくても大丈夫そう。京成上野駅のファミマにて食料とアルコールを買い求めます。 開始時間の12時近くなると、三三五五、ポラーの皆様が集まってきます。ボクもそのにぎわいに混ざります。すると遠くからキャリーバッグを引いたメンバーの皆様が。 正午、大道芸開始!Drの「ふーちん」、S.saxの「とんちゃん」、Trの「ごまちゃん」の三人で始まります。あれ?アコーディオンがいねえぞ。どうした? なんと、遅刻して来ましたよアコーディオン小春(笑)。二曲目の最中、客席から急に爆笑が起こったと思ったら、申し訳なさそうに登場しました。その登場の仕方がホント面白かった。そういうの含めてエンターテイナーだなと。 四人揃った トランペット、ごまちゃん ドラムス、ふーちん ソプラノサキソフォーン、「おさげ龍」こと、とんちゃん そしてアコーディオン、小春 この日のセットリストは、 「聖者の行進」 「on the sunny side of the street」 「荒野の七人」 「キャラバン」 「ムスタファ」 「ハバナギラ」 「線路は続くよどこまでも」 「夢の華よ」(順不同) などなどでした。たぶん何か漏れてます。 ごまちゃん舐めの4ショット。このあと小春が「ごまちゃん!ごまちゃん!」と写真を撮りまくっていました(笑) そしてその小春。何か凄く可愛かった。超絶アコーディオンを超々間近で見ることも出来て大満足。こりゃ一朝一夕に出来るものではないや。アコーディオン歴20年の重みをしかと感じます。 2時間、4回回しのステージ。投げ銭制のことだったので、それぞれ1ステージが終わる毎にそれぞれのメンバーに銭を(笑)。あ!小春のアコーディオンに銭を挟めなかった!むっちゃ心残りやわ〜。 ちなみに、現場はどういう状況だったかと言いますと、コレ↓ (twitterにてupされていましたものを掲載許可を頂いた上でupしています) 近っ!すべての楽器の生音をしかとこの耳で聞くことが出来ました。 明けて翌日も、同じく上野公園にて素敵なステージが開催された様です。この日はTrのごまちゃん不在で、A.Saxのオカピ(たをやめオルケスタの女将)が登場した様です。ぐはあ、行きたかった…。 アコーディオンの蛇腹に大枚刺されてご満悦(?)の小春 (この二枚の写真はtwitterから"たろさん"の写真を使わせて頂きました。ありがとうございます!) 実に楽しかった一日。あげあげでした。色々あるけどよお、カンカンバルカンがいるならいいじゃないか、チャランポがいるならいいじゃないか、心よりそう思えた、秋の気配が色濃い上野での出来事でありました。 ではまた。
「引きずられるな!」 【↑坂口良子さん。やっぱ似てるな〜】 コバ・ジュンです。 「引きずられるな!」です。 「負のオーラ」が満載の場所にいれば、結局自分も負のオーラをまとってしまう。 それに引きずられない事もさることながら、 そういった場にいない様にするのが一番大事なのだと改めて思いました。 僕個人としてはチームプレイは苦手。 でも人間として生きていくには、チームプレイを大事にしなければいけないことも多々あるわけで、 苦手なんですが、なんだかんだ「それ」を大事に思っている自分がいるわけで。 でも絶えずそんなことを考えていなければならなくて、尚且つ考えたとしても協力してくれるメンバーが周りに存在しないのだとすれば、 ここは自分のいる場所ではないし、いて良い場所ではないのです。 舞台、スタジオなどの現場にいる時、とにかく溢れてくる想像力。「今、自分はこうしなければいけない、これが出来なければこの現場にて俺は必要ない」とのヒリヒリしたあの感覚。 そういった現場に絶えず身を置いてこそ、自分の価値がある、ないにしても、自分の存在感、つまり「raison detle(存在意義)」が認められるのはそういった現場だけ。 だって、芝居ヘタクソでも20年もそういった現場にいたんだもの。 先日、実姉に「もうやめれば?」と言われました。すごいな、冗談にしろ何にしろ、人の人生の20年間を否定するんだ?と思いましたが、正直否定されても仕方ない現状ですので、「あははーそうだね」と受け入れるしかない状態。 「今が一番のどん底。あとはここから上がっていくだけなんだぜ!」などと宣言してから早数年。いまだ底なし沼にハマったままでございます。舞台出演のオファー、観劇のお誘い等々、すべて断ってしまっていてホントすいません。すべては「負のオーラ」にひきずられているからでございます。ボクのせいではまったくございません(苦笑) ではまた。 …ボクのせいです。
「愛ちゃん結びを覚えたぞ」 【↑これから特技の欄に書こう】 コバ・ジュンです。 今朝はぐっと気温が下がりましたね。昨日起きた際は汗だくだったのに、たった一日でこの温度差。体調には十分気をつけたいところですね。 さて、皆様は「愛ちゃん縛り」間違えた「愛ちゃん結び」というものをご存知でしょうか。 愛ちゃん、どこの愛ちゃん? 福原愛ちゃんです。いや、もう「愛ちゃん」なんて気軽に呼べませんね。リオ五輪での卓球女子団体2大会連続の銅メダル獲得、さらに結婚もした日本を代表する卓球選手、福原愛さんです。 先日ネットをうろうろしている時のこと。 「間違ってた常識」 なんて動画を見つけました。それがこちら↓ https://twitter.com/madam_yvonne/status/776428193154600961/video/1 どうでしょう。「え!?マジ!?」と思われた方もいるのではないでしょうかウシャシャ。プルタブの穴の使いみちや、パック飲料の注ぎ方には目からウロコですよね。 中でも、2番目に出てくる「靴紐の結び方」には、ボク自身かなり衝撃を受けました。 検索してみると、どうやらこれは「愛ちゃん結び」として、数年前からネット上では話題になっていたものらしいです。それがこちら↓ 『福原愛さんの直伝 愛ちゃん結び 超高速靴紐結び』 ぐへえ。これは凄い。ぜひ覚えておきたい「技」です。 今朝方、ちょっと時間が空いた時にボクも練習してみました。始めは何がどうなってるかわからないのですが、5分ほど靴紐と格闘するうち、見事出来るようになったのだぜイェー。あ、これは便利だ。なにしろ今までの蝶々結びよりは格段に速いし、しかもほどけにくいらしい。さすが世界の福原選手。こういった細かいところにも気を使っているのですなあ。 ちなみにこのボクも「皆様にとって便利なように!」と『8の字巻き』なる動画をyoutubeにupしているのですが、「いいね!」が一個も付かず「bad」が10もつく始末(笑)。なんでだ。どうしてだ。イヤホンのケーブルやらスマホの充電ケーブルやら、こんがらかって大変でしょ〜?だから分かりやすいようにupしたのにー!ピタゴラスイッチ風にupしたのにー! そんなこんなの秋の日でした。 ではまた。
「漢方カレー?薬膳カレー?」 【↑まさかの隠し味】 コバ・ジュンです。 先週の土曜未明、急に思い立ってカレーを作りました。土曜というよりは正直日曜の早朝と言ったほうが良いかもしれません。ジャガイモ、ニンジン、タマネギに合挽き肉を加え、いつもならばコンソメなどブイヨンで煮込むところを「味覇」で煮込んでみます。 十分野菜に火が通った所で、辛口のルウを溶かし入れ、ガラムマサラ、バジル、タイム、シナモンなどのハーブ&スパイス、さらには粉末のカレー粉を振り入れます。 ようやく出来上がったカレーは、もう激ウマ!あまりの美味しさについSNSで「俺はカレーの天才だ!」などと呟いてしまい、翌朝それを見て独りうめいたりしてました。 さて、 日曜の夜、出かける前にカレーを食べようと鍋をぱかっと開けた時の話です。 「なんかちょっと嫌な匂いがする…」 ええ〜、もしや腐ってしまった?たった12時間くらい常温で保存してただけなのにー。まだ4皿分くらいはあるのにー。 大さじでちょいとすくって食べてみると、 「…すっぱい」 しかしコバ・ジュン、諦めません。だってもったいないじゃない。二杯くらいしかお代わりしてないんだよ?このまま捨てちゃうの?そんなこと出来るわけないじゃなーい。 火を入れます。グツグツと。30分ほど煮込みます。 すると、なんと先ほどまでの匂いが消え、カレーの素敵な香りが復活したじゃありませんか。これなら平気だろうと、またもや大さじですくって食べました。 「しかしすっぱい…」 だが、ここまで来たら後戻り出来ん。俺は男だ。食えよこのくらい。食ってしまえしまいなさい。 で、 食べました。少しだけ「うっ」となりましたが、その後は順調。胃腸が弱いことには定評のあるボクですが、大量のスパイスをぶち込んだおかげか、少しだけ痛んだカレーでもなんとかなったのです。凄いじゃないかスパイスやるじゃないかスパイス。インド最高。 しかしここで終わったらつまらないですよね。時は経過しまして、月曜の夜のことです。 まだカレーがあまってました。 一応冷蔵庫には入れていたのですが、あの嫌な匂いを発してからさらに24時間が経過しています。 食いましたよ、ええ。 しかし、さすがに体のことを考え、あるものを加えてみたのです。それは… 「太田胃散」 厳密には太田胃散のパチモンである「胃乃源胃酸A」というものなのですが、れっきとした生薬。それに何かスパイスっぽいじゃないですか。これを入れたなら体にもそこまで悪影響を及ぼさないだろうと。 結果、 無事です!コバ・ジュン無事!特に問題ないよ! しかもですね、信じられないかと思いますが、ちょっと美味かったのです。あれ?本当にスパイス効果あるのかしら。 でですね、検索してみました。ググッてみたのです。「カレー 太田胃散」で。 https://ringosya.jp/ohta-isan-3213 あるじゃねえの!マジか! 『太田胃散を食事に混ぜると旨くなると話題に!カレー、クッキー、紅茶など…最高のスパイス!?太田胃散の使い方』 ですってよ奥様! いやあ驚き。同じこと考える人いるんだなあ。まぁボクの場合は「お腹を壊さないように」目的でしたので、味はハナから度外視していたのですが…。 料理の世界はホント奥深いですなあ。JUN’sキッチン、まだまだ修行が必要なようです。 ではまた。 余談:速水もこみちさんの「MOCO’sキッチン」で、「ではここで太田胃散を入れます」とか出てきたら絶対笑う。やってくれー。
「季節は廻る」 【↑10月ですね】 コバ・ジュンです。 早いもので気付けば10月。あと3ヶ月したら新年ですってば早いねえ。 さて、そんな最中にボクは何をしていたかと言いますと、 料理したり… 「舐めると乳首の様だよ」というチョコを食べたり 料理したり そんな日常です。あと皆様からオススメの「バカ映画」を観ております。たくさんの映画を教えていただきまして誠にありがとうございます。これで「レスラー」ショックは大分緩和されそうです。 春の芽吹き 夏の通り雨 秋の忘れ物 冬のお別れ チャラン・ポ・ランタン 「季節は廻る」より ではまた。