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documentary 2016.02.(最上部ガ最新。下カラ順ニドウゾ)

ontology.278(キサラギ二週目)


二月某日 document.10

「チャランポライブ初参戦」



【↑戦利品】

コバ・ジュンです。

先週土曜日に、十一日間やめていた酒を解禁しました。

しかし、それだけのブランクを設けてしまうと、休んでいた肝臓はなかなか元には戻らない様で、少量のアルコールでもベロベロになってしまいました。¥10,000相当の領収書をなくしてしまうくらいに。

そんなわけで、その土曜日2/20、川崎はクラブチッタで行われた、コバ・ジュン今一押しのアーティスト「チャラン・ポ・ランタン」の2016ツアー初日を観に行ってきたのです。

もうね、もう最高でした。オールスタンディングで整理番号Bの300番台、Aから数えたら400番台で…。でもいざ会場に入ってみたら結構前の方に行けまして、こんな良い場所を確保出来て良いのかい?と思う程でした。どセンで、しかも6列目くらいでしょうか。雨が強く降っていましたが、ずぶ濡れになりながらも手荷物と傘をコインロッカーに預けて並んだ甲斐があったというものです。

いざライブがスタートします。もも&小春のチャランポ姉妹が素晴らしかったのもさることながら、バックバンドを務める「愉快なカンカンバルカン」の演奏がめちゃくちゃヤバかったです。ブラス編成のバンドを生で聴いたらここまで素晴らしいのか、と。

今まで数々のライブに足を運んでいますが、本格的なブラスの編成を聴いたのは、学生時代に行った佐野元春さんのバックバンドである「THE HEARTLAND」以来でしょうか。あれは県民ホールだったか横浜スタジアムだったか、とにかく感動したのを覚えており、今回その時思ったあの高揚を心の奥底から思い起こされました。「なにこの感覚!?やべえ!」とライブ中ずっと思っているくらいに。

テナーサックスのオカピ
ソプラノサックスのとんちゃん
トランペットのごまちゃん
ドラムのふーちん
コントラバスのさくらん

すげえよカンカンバルカン。やべえよカンカンバルカン。

ライブ後、連れのTさんと行った銀柳街の飲み屋。そこでのお互いの第一声。

「やばいね、カンカンバルカン」

本当に格好良かった。ネタバレになるので言えないのですが、ライブ中カンカンバルカンのコーナー的なものがあり、そこでの演奏がまたね、これね、やばくてね。

そして、その飲み途中に言われて気付いた事が一点。

「小春、一回もハケてないよね」

げえ、マジだ。ずっと舞台上にいた。あんなに重い楽器を抱えながら、そしてももちゃんとカンカンバルカンの歌&演奏に横目で目線を光らせながら、素晴らしい演奏をして、トークも面白く、なんというエンターテイナー。

なんだろう、一瞬たりとも舞台から目を離せないという、かなり稀有な音楽ライブを堪能しました。


で、終演後に、3/26に新宿ロフトで行われる対バンのチケットが先行発売されていて、買うしかないだろ(笑)。もちろんツアーの3/12のチケも抑えたよこんちくしょう。だって演奏がホント素晴らしいんだもの。

ここまで素晴らしいアーティストに出会えた事に感謝。逆になんで今まで知らなかったんだろうと後悔の念も重く…。こんなにも好きなジャンルの曲調なのに。

しばらくはチャラン・ポ・ランタン熱が続きそうです。


ではまた。


二月某日 document.9

「ライブだぜ!」



【↑Vo.ももちゃん】

禁酒十一日目、コバ・ジュンです。

ついにここまで頑張った。20歳過ぎてからココまで長い期間飲まなかったのは、扁桃腺炎で入院した時以来でしょうか。いや、待てよ、断食したことあったな。その時も飲まな…いやいや、あれは一週間だった。なので入院を除けば多分今回が最長!よくやったボク!

さて本日、あいにくの天気ですが、川崎までライブを観に行ってきます。踊るぜ〜騒ぐぜ〜グッズも買っちゃうんだゼ〜


んで、ライブ後、酒を解禁です。といって飲み過ぎない様にしますが。元々禁酒した理由が、究極身体の具合が悪くなった(救急に駆け込む予定でしたが、近場には外科しかいなくてやめました)というもの。明らかに飲み過ぎ、そして塩分控えめじゃなきゃいけないのに味濃いの食べ過ぎてしまったものなあ。明らかに己が招いたミス。ホント気をつけねばいけません。

正直、いつ解禁しようか迷っていたのですが、「そういえば20日はライブやんけ!」と思い当たったので、今夜にしました。

もちろん程度を考えて、


その上で、その上で、

今夜は最高に美味い酒を飲もうと思います。


ではまた。


二月某日 document.8

「悲しき60歳(ムスターファ)」



【↑唐揚げ作りました】

禁酒九日目、コバ・ジュンです。

さて、チャラン・ポ・ランタンさんにハマっている現在のボクですが、中でもノリノリの楽曲である「ムスタファ」が大好きで、イスラエル民謡の「ハバナギラ」と合わせてエンドレスで聴く事もしばしば。

歌詞は悲しさとコミカルが合わさってまるで絵本のお話の様。貧乏な男が富豪の女性に恋をしますが当然ふられ、そこで彼は懸命に働き、屋上に象までいる様なビルを建てる金持ちになって満を持して彼女を迎えに行くも、その時はお互い60歳になっていたというオチ。

チャラン・ポ・ランタン
「ムスタファ」



でです。この曲、どこかで聴いた事があるのですが、かなり昔の事の様で思い出せない。歌詞カードを見ると「アラブ民謡」とは書いてありますが、それ以上の事は…。

なのでGoogleで検索。すると出てきた出てきた色々。

Bob Azzam
「Mustapha」


なるほど、エジプトの歌手「ボブ・アザム」の曲がヨーロッパでヒットした訳か。


さらに調べているとこんなものが。

坂本九
「悲しき60歳」


おお!日本でも出ていた!訳詞は青島幸男だぁ〜。動画の30秒付近に出て来るのは亜土ちゃんか?若い!


でもボクの記憶にあるのはこれらのverじゃない。他にもカバーしてる方がいるはず!

で、発見しました。割りと簡単に。それがこれだ!


Dick Lee
「Mustapha」



これこれ!ディック・リー!このverです!というのも、昔「夜のヒットスタジオ」という歌番組がありまして、それを見ていたら唐突にこの方が紹介されたのです。そりゃ今でこそ大御所ですが、当時18歳のボクにしてみたら、「なんだか怪しい外人が出てきたなあ。しかもねーちゃん二人もはべらせて」なんて思いました。そしてこの「ムスターファ」を歌ったのですが、怪しさに拍車をかけたのが、なんと歌唱中にマイクスタンドを倒しやがって、それでも歌声が流れ続けたという、まるで山○の放送事故の如き事件。苦笑いしながらスタンドを起こしていたと記憶していますが、それを見てボクもひとつ大人になった気がします。


さて、ボクは60歳になるまでに好きなあの子を迎えにいけるのでしょうか。


ではまた。



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ontology.277(キサラギ一週目)


二月某日 document.7

「男は過去を並べてみるけれど」



【↑のんある】

コバ・ジュンです。

禁酒八日目です。

ノンアルコールビールを飲んでみました。まぁ少しは気持ちが癒されたでしょうか。


さて、タイトル。
過去を振り返っていてはいけません。そりゃそれが大事な時はあります。失敗を繰り返さない様にとか、以前の自分を越えようと考える場合とか。

でも、振り返ってばかりいると、前には進めないのです。「あぁ、こうすれば良かったのかなあ」よりは「次はこうしてやろう」と新たな引き出しを開けていく方が、開ける努力をした方が、己の為になるでしょう。たぶん。


「男は過去を並べてみるけど 女は上書き保存」


とはある歌の歌詞。

そうか、女性の気持ちになれば良いのか。

うん。

よし。

ボクは、いや、あたしは今日から女性。

うふん。


…無理だ。あ、女性になるのがではなくて、まぁそれも無理ですが、まだまだ過去に縛られちまうなあ。何か良いきっかけが欲しい。きっかけが。この憂鬱を払拭出来る何かが…。



よし!髪の毛切ろう!


ではまた。


二月某日 document.6

「禁酒七日目」



【↑朝焼けを見ても…】

コバ・ジュンです。

禁酒七日目に突入しました。

すると驚きの変化が現れたのです。


生活に潤いがなくなりました。


びっくりするくらいに。


ひぃふぅ言いながら仕事を終えて家に帰ってきても、「ぷしゅっ」やら「とっとっと」やら一切無し。

こんな風に彩り鮮やかパスタを作ってみても、



お酒がないと実に味気なく、それ以前に料理がつまらなくなり。


映画を観ても音楽を聴いてもゲームをしても、

手元にあるのはノンアルコールのなにかなので盛り上がりに欠け。


「よっしゃ、洗濯と掃除終ったぁ〜!お疲れさん!(ぷしゅ」

てのも無く。


そうなるともう寝るくらいしか残されてなく。


おやすみなさい。


二月某日 document.5

「アル中病棟」



【↑大傑作】

コバ・ジュンです。

先程歩いてスーパーまで買い物に行きました。風が強く、しかしそれは暖かく、手袋無しの上裸足でも大丈夫な程。いよいよ春の息吹が感じられると言ったところでしょうか。

そのスーパーでのこと。塩分を気にすると、ホントに本当に買う物がない。毎日の様に食べている「鍋」。水炊きにも飽きたので味でもつけるかと「キムチ鍋の素」を買おうとするも、裏面を見ると「塩分9.5g」とかね。一日6g制限で過ごすとこんな感じです。

さて、週始めから「禁酒」している事は前回の日記に書きました。あ、「断酒」ではないので、そのうち解禁します。

で、酒も飲まないとなると、とにかく食の幅が狭まります。揚げ物やら刺身やら食べたくとも、酒がないとなると…。で買ってきたのはチョコレート(笑)。


さらにひどいのは、何もする事がなくなります。



正に↑の通りで、暇がつぶせなくなります。



↑一人暮らしの辛さ


ゲームでもしようかなと思うも、やはりそこに酒がないと面白さ半減。映画を観ても音楽聴いても、いまひとつ盛り上がりに欠けてしまう。

さて、どうして暇つぶししよう。チャリはまだ寒いしな。雨も降ってきたし。

緻密な作業でも新たな趣味としようか。飲んでたら絶対出来ない様な事を。プラモ作りとかか?

「アル中病棟」吾妻ひでお



ではまた。


二月某日 document.4

「禁酒」



【↑まだある】

コバ・ジュンです。

体調がよろしくないため、少しの間禁酒する事にしました。

どうやら年明けから調子に乗り過ぎた様で、ついに身体が悲鳴を上げたのです。

とりあえずご心配は無き様。


こんな感じの近況です。


ではまた。


二月某日 document.3

「サーカス・サーカス」



【↑この物哀しさはなんだ】

コバ・ジュンです。

皆様は「サーカス」に行った事がありますか?歌の上手い4人組グループの方ではなく、空中ブランコやら象の曲芸やらそっちのサーカス。

ボクは過去に一度だけあります。

正直ほとんど覚えてないのですが、場所は後楽園あたりだったと思います。キグレだか木下だかボリショイだかもまったく覚えていませんが、球型のフェンス内でバイクが360°走り回っていたのは記憶にあります。


さて、そんなサーカス。

なぜにこうまで悲哀を感じさせるのでしょう。サーカスを表した時に使われる曲が大抵コレですので、尚更そう感じるのかもしれません。


「美しき天然」



他にも「そんな悪い事ばかりしてると、サーカスに売るぞ!」やら、ムチをふるう横暴な団長やら、楽しい筈なのに何かこう重い過去を背負っているのが見えるピエロやら、そういったことが刷り込まれているからでしょうか。

見た目の華やかさとは真逆で、なぜかとにかく悲しい。
芸事の厳しさが垣間見えるからでしょうか。そして根無し草の如く旅から旅へ、稽古を続けテントを張って本番を迎え…


そんなサーカス。しばらく行ってませんが、機会があればぜひ行きたいと思います。何を求めに?あの雰囲気を求めに、なのでしょうか。


チャラン・ポ・ランタン
「サーカス・サーカス」


しかし、ももちゃんはホント歌上手いな。


ではまた。


二月某日 document.2

「怖いから」



【↑分かるけど】

分かるけど、怖いからやめてください。


二月某日 document.1

「さよなら遊園地」



【↑当時のボクです】

コバ・ジュンです。

皆様は、子供の頃遊んだ場所として、どんなところを思い浮かべるでしょう?

近所の空き地、公園、駄菓子屋、駅前のスーパー、ゲームセンターなどなど…。
上げればキリがないでしょう。人それぞれ、思い出いっぱいの場所はあるでしょうから。

そんな皆様、近所に遊園地的なアトラクションはありましたか?馬の少ないメリーゴーラウンド、ジェットコースターとは言えない短いコースター、ゆっくり過ぎる観覧車、錆び付いて回りが悪いコーヒーカップ…。そんな遊園地が。

ボクにはありました。

そんな昭和の家族の為の思い出の場所が。


「横浜ドリームランド」という場所が。


戸塚の原宿(はらじゅく。アクセントが「ら」に来ます)交差点の近く、当時としては子供たちの夢の国、憧れの国としてそこに存在していたのです。

営業不振のために十数年前に倒産、解体されてしまいましたが、確かにそこが「ドリームランド」だった時がありました。

園内に入ると、様々なテナントが揃った「ドリーム銀座」。そこを抜けてオープンゲートの前まで行くと、ここのオフィシャルキャラクターでしょうか。衛兵が迎えてくれます。縦に伸びた黒の暖かそうな毛糸棒をかぶり、その帽子により目が隠れ表情が見えず、そんな姿を今でも思い出します。

マイカーがなかった我が家、正直そんなに頻繁に行った覚えはないのですが、幼稚園の遠足で行った時の事を強烈に覚えており、それはいまだに夢にまで出て来る程に。


閉園が近い時期になると、園内のお兄さんも自虐的だったのか、「ほら、この潜水艦、凄いでしょう。なんと動かないお魚が見えるんですよ〜」などのトークだったとか。仕方のないことでしょうが、それを聞いた時少し悲しかったです。いや、ホント仕方のないことなのです。お兄さんを否定している訳ではなく、ただ、心にこうグッときてしまう。

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今日でおしまいさこの遊園地
別れを惜しんで客押し寄せて
今まで見向きもしなかったのに
この日だけは昔の様に

チャラン・ポ・ランタン
「さよなら遊園地」より

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大資本が運営するリゾートのみが生き残る世界。それをダメとはいいません。ボクもUSJとか大好きですもん。心から面白いと思えますし。

でも、地元のこじんまりとした遊園地もなんとか残ってくれると良いのです。カーブに差し掛かるとガタガタいうジェットコースター乗って、一周するのに五分もかからない観覧車乗って、人がある程度集まらないと動いてくれないメリーゴーラウンド乗って、メイクの下手なピエロの大道芸を観てでも芸は凄く上手で、ソフトクリームを親にねだって買ってもらったは良いけどあまり美味しくなくてしかも一口食べただけで落としたりして。


さよなら遊園地。そんなボクの遊園地。

あなたは本当にボクにとっての楽しい楽しい夢の国でした。


ではまた。



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