存在意義
日々の日記、エッセイ、コラムなどの集合体
カコノキロク
2017.01 2017.02 2017.03 2017.04 2017.05 2017.06 2017.07 2017.08 2017.09 2017.10 2017.11 2017.12
2018.01 2018.02 2018.03 2018.04 2018.05 2018.06 2018.07 2018.08 2018.09 2018.10 2018.11 2018.12
2019.01 2019.02 2019.03 2019.04 2019.05 2019.06 2019.07 2019.08 2019.09 2019.10 2019.11 2019.12
2020.01 2020.02 2020.03 2020.04 2020.05 2020.06 2020.07 2020.08 2020.09 2020.10 2020.11 2020.12
documentary 2017.09.(最上部ガ最新。下カラ順ニドウゾ)

ontology.320(ナガツキ二週目)


九月某日 document.10

「上野と渋谷とジョングルールと」



【↑SEMのアコーディオン】

コバ・ジュンです。

体調良かったり悪かったりを繰り返してます。基本昔から「体弱い子ちゃん」です。行けなかった遠足、旅行が何度あったか分かりませんほどに。季節の変わり目、寒かったり暑かったり、日が照ったり雨降ったり、裏切ったり群がったり、からかったりまりもっこり。そんなこんなでいつも以上に気をつけてはいますが、なかなか難しいものですよね。

先週末にはせっかく育ててきた腸内細菌をすべて流してしまい、週明けの「世を忍ぶ仮の仕事」は体調最悪。全身が打ち身状態。どこを揉んでもすべてのリンパに毒が流れている感覚…。今考えると、よくあそこから持ち直したものです。

前置きが長くなりましたね。そろそろ本題に…、まぁじらすのは昔っから得意ですから。よく「ねえ…早く…」とか言われたりしますから。誰に?やめましょうや、そういった野暮な話は。人のプライベートにあまりツッコんじゃいけませんぜ。そやんけワレ?(さっきまで『河内のオッサンの唄』聞いてた)

本題まいりましょう。

上野恩賜公園にて、「カンカンバルカン」の大道芸が行われるということで行ってきました。ほぼ1年ぶりくらいかな。その時と同じく今年も二日連続。場所は蛙噴水前の広場。
「カンカンバルカン」というのは、カンカン帽をかぶってバルカン音楽を演奏するという、コバ・ジュンが好きなバンドです。


☆1日目
開演は11:00~。30分前に現地に着くと、まぁいつもの上野公園の雰囲気。ほどなくしてアコーディオン、そしてドラムのメンバーがセッティングをし始めたのでゆるふわな感じで近付きます。開始10分前になっても残りのメンバーが現れず、どうなることかと思いきや、演奏が始まると三三五五どこかから集まってくるメンバーたち。用意が出来たメンツから演奏に加わり出すという、「あらま粋な演出」と思ったのですが、まぁ単純に遅れただけかも(笑)













正味1時間の大道芸。30分2ステ。女性五人が織り成す大迫力の演奏。「こんなのタダで見ちゃっていいの!?」あ、無料じゃなかったわ(笑)まぁお金払わずにいられませんわね。ファンの輪、そして立ち止まる観光客で、その輪はどんどん広がっていったのでした。楽しい時間。すてきな時間。演者も観客も皆が笑顔…。


この時点で「21時間寝てない」状態だったので、「よーし、じゃあ夜に備えて漫画喫茶で仮眠しよう!」と思っていたのですが、お知り合いに拉致されてアメ横で痛飲。4時間ほどガッツリ飲んでしまいました。24時間超えた…。


夜、渋谷に移動して、女だらけのトロピカルビックジャズバンド「たをやめオルケスタ」のインストアライブ。こちらも1年ぶり、そして観覧は無料。一度間近で聞けば分かっていただけると思うのですが、これだけの人数が揃った時の音の「圧」といったら。身体と心にびりびりと響きます。











1時間…はやらなかったかな?あっという間に過ぎてしまう至福の時。硬軟取り混ぜたセットリスト。楽しい音楽。すてきな音楽。いつまでも聴いていたい最高のジャズ。鼓膜の震えを余韻として残しながら、実は足もガクガクで(寝てないから)、まだ夜が始まったばかりの渋谷を後にしたのでした。


☆2日目
開演は同じく11:00~。ガッツリばっちり睡眠を取ったので、お肌ツヤツヤ、むくみも無し。まぁそんな情報いらないね。昨日と同じく蛙噴水前の広場は、良い感じで雲が空を覆い、大道芸日和?この日も三三五五集まってくるメンバー。なんというかそのゆるさがたまらない。お客さんは確実に増え、一回り以上大きな輪が出来上がっていました。ドラムセットが崩壊、ソロ回しの順番を忘れる、おっさん乱入等々、様々な事柄が起こるのもこういった大道芸の魅力。ゆるっふわ。













終演後のご歓談タイム。メンバーが皆素敵な笑顔で対応してくれます。上野公園という広い敷地内で、今一番幸福度が高いのはこの10m四方の空間ではないかと思えるほど、いや確実にそうだと断言できるほど、そこにいる誰もが一年に一度、時期外れの七夕さながらの「一期一会」を楽しんでいたのでした。


以上、9月の最終週、素晴らしいリフレッシュの時を過ごさせていただいたコバ・ジュンがお届けしました。よし。


追記:他にもwebにはup出来ない写真など多数アリまして、まぁそれはまた別の機会に。


九月某日 document.9

「なんとか翼を授けたい」



【↑Newコバ・ジュン】

コバ・ジュンです。

先日、髪を切りに行ってきました。某所で知り合った方が「実は本職が美容師」ということを人づてに聞いていたので、以前から気にかけていたのです。

で、興味を持ったからには、一度お願いしようと思い立ちました。

自分の今置かれている状況を説明し、「これこれこうしたい」というのを事細かに説明しまして、「ならばこういう方法がありますよ」との言葉を頂いたので、それでは善は急げ、細かな日程を調整し、いざ、彼に髪を委ねることとなったのです。

そして当日。

寝坊。

18:30に行くと伝えておきながら、起きたら18:50。LINEにて平謝りし、2時間遅れでようやく横浜は野毛にある彼のアトリエ(?)に辿り着きました。

まずは、以前口頭で伝えていたことを再確認。ふむふむ、その通りです。そうしてみてください。

そして儀式が始まりました。

いや、もうね、なんというか、正直自分の「軽く切ってもらおう」なんて思ってた心を恥じました。これぞプロの技術、プロのお仕事。まさかここまで徹底してやって頂けるとは思いもよりませんでした。
まずはこちらの「こうしたいのだけど、ここはこうやって欲しい」というオファーを全部飲んだ上で、ひとつひとつを丁寧に「ここはこういう理由でこうカットしていきます」「横をこうしたのは、前をこうするからです」「ここは正直いらないのですが、遊ばせるために多少残していきます」などなど、事細かに説明しながらやってくれるのです。そしてジェルなどの整髪料をつけた際にも映える様な髪をデザインしていってくれて(ボクの今切ってもらった髪では、ワックスはダメだそうです。その理由もちゃんと説明)。

2時間後。

こちらのオファーをはるかに超えた、素晴らしい結果が生まれていました。

サイドがかなり短い気もしますが、当然これにも彼なりの理由があり、「これから伸びていく過程を考えています。そして、それを踏まえた上で一番自分でベストだと思う状態を探ってください。そしてそれを写真で記録してください。次からはそのカットをします」と。

なんだこれ。

良いのかここまでされてしまって。

もう驚きの連続。正に「職人」。「コバ・ジュンさんは〇〇を気にしていますよね?ではそれを気にならない様に、人から見てもそう見えない様に、それにはここをこうして…」
ぐはあ、すげえ。本当にそう見えなくなった。なんだこの技術は。


彼と色々話をします。「大型チェーン店などの体質が自分には合わないこと」「個人の店を開いても、ひとりひとりに時間を掛けたいため、儲けるレベルまではいけないこと」「理容師であり職人である父親の仕事を尊敬していること、勝てないとまで思っていること」

なるほど…、うん、凄くよく分かる。確かにひとりの客にここまで時間を掛け丁寧にデザインをし、尚且つこんな料金でやっていたら、絶対に生活出来なくなるよ。気持ちは分かる、凄く分かる。本当に職人肌なんだね。


そこで思いました。おこがましい話ではあると思いましたが、ここまで高い技術を持った人間が、その技術を生かせない境遇にいるのはおかしい、と。確かに考えを聞く限り、ひとりあたり30分で¥1,800とかいうのは彼には絶対に向いていないし、大きな店でただカット師としているというのも宝の持ち腐れ。彼が言う「お客さんひとりひとりに、合うカットをします。それはこういった理由からです」という、この先、そういった説明ありきのちゃんとした技術を披露していって欲しいのです。

で、上記の様な技術を披露出来ると言えば、「芸能関係」が一番最適ではないかと。専属のスタイリストだったりなのではないかと。

そこで、もしそういったお仕事、いわゆる「職人肌のヘアデザイナー」を求めていたりする業界があれば、ぜひボクに知らせてはいただけないでしょうか。彼の才能&技術をこのまま「野」に埋もれさせておくのは本当にもったいない。何か情報があれば、ぜひ教えていただけましたら幸いです。

以上コバ・ジュンでした。




ではまた。


九月某日 document.8

「あなたは太陽の小町」



【↑太陽が太陽を照らす】

コバ・ジュンです。

皆様の周りには、「まるでこの方は太陽の様だ。いるだけで周りが明るく楽しくなる」という様な人は存在しますでしょうか。

学生時代、職場その他、少なからずともひとりくらいはそういった方に出会ったことがあると思います。

なんかね、楽しくなるんですよね。どんな暗い状況であっても。その方の「なにを心配してるの!大丈夫だよ!」的な超素敵な笑顔が、沈んだ周りを照らしてくれます。まさに太陽。

高校時代、目力の超強い女の子がクラスメイトにいました。もうね、向き合って話せないくらい。あまりな視線で見つめてくるもので、どうしても負けるのです。実にカッコ良かった。
そんな子がボクの友人I君と付き合い始めた時、「あれ、太陽って皆を照らさず、ひとりだけのものになることがあるんだ…」と少し寂しくなったのを思い出します。

最近、現実ではそういった子に出会っていません。いや「現実では」という言い方はやめましょう。「プライベートでは」ですね。そりゃ出会う機会ないもの。舞台やってればまた別なのですが。

そんな「太陽の様な人」、今では電波を通してyoutubeなどでしか出会えないのが悲しいところ。如何に自分が大きな世界の太陽系を目指さず、地球の重力に囚われたままというのがよく分かる事象ですね。早く脱出したい、こんな世界。


話は変わって、先日「上野恩賜公園」で行われた高速ブラスバンド『Cocochi-kit』さんの大道芸ライブに出かけてきました。











楽しかった〜♪ 「あなたの心地をきっと暖めます」との言葉通り、近頃の少しばかりすさんでいた心が、光と音楽で浄化された気がします。バルカン音楽を知ってから、とにかくこういったサウンドを求めていて、観て、そして聴いて、己の心を奮い立たせています。


A.Saxの横山知子さん(とんちゃん)。





うーん、太陽だ。


ではまた。



to Top

ontology.319(ナガツキ一週目)


九月某日 document.7

「虫と庭と悪夢」



【↑やはりこれのせいだよなあ…】

コバ・ジュンです。

酒を飲んで寝ると、大抵悪夢に見舞われます。

あ、こう書くと毎晩悪夢に悩まされることになりますので、言い換え。

「痛飲すると」です。

そんなわけで、昨夜もひどい夢がやってきました。


まず、何がどうなったか、ボクの家の庭に水田があり、そこに、とあるバンドのメンバーたちが「なぜか稲刈りにくる」というイベントが開催されることとなったのです。当初、ファンの一環として参加予定だったボクですが、気づけばホスト的な役割に。そりゃそうでしょう。自分の家の庭なのですから。

メンバーが到着するのは夕方。それまでに庭を整備しなければいけません。とにかく忙しい。しかしそこに亡くなった父親が登場し、水田へのあぜ道に植えてある植木を引っこ抜いて落とし穴を作るなど、なぜか邪魔してきやがります。果てには、その穴から大量の「虫」が湧き出し、民族大移動のごとく表通りへと逃げ出していきます。高速で。
ヤツらは徐々にその数を増し、気付けば得体の知れない大きさ的には大人のふくらはぎ程の黒くてキモい物体が、列をなして逃げていくのです。

あ、ちなみにボクは大の虫嫌い。特に幼虫系が。「コバ・ジュン殺すにゃ刃物はいらぬ。毛虫一匹いればいい」具合です。

ナウシカの王蟲なんてまだ可愛い方。そいつらとにかくキショい。ツヤツヤした丸い黒光りした頭に蛇腹な胴体を持ったふくらはぎが逃げていく。しかし時が経つにすれそれらは徐々に数を減らし、ようやく平和な庭が戻ってきた頃にはすでにイベント開始の夕方。

「ピンポーン、ピンポピンポーン!」

呼び鈴がけたたましく鳴らされます。出てみると、メキシコあたりの人でしょうか。日焼けした人懐こい笑顔で、大量のピザを運んできました。え、こんなのいつ頼んだのだろう。あ、でもこれからメンバーやファンの人にふるまわなければいけないのだし、料理があって当然。でもお金ないのにどうしよピンポピンポピンポーン!出前はさらに届きます。それもまたピザが。これもサルサ系の人が運んできました。

そしてその背後には、わーお、もうバンドメンバーが到着している!一応横浜市という名前はついてるけど、こんな辺境の地にまで来てくれて大感謝!(註:夢です)さぁさ、さぁさ、稲刈りの準備をしないと!…おっと、その前に、部屋の掃除をまったくしていなかったぁ〜!この家のどこに楽屋を作れば良いんだぁ〜!!!


そこで目が覚めました。長々とお付合いありがとうございました(笑)他にも同時進行で変なのを見ていた気もするのですが、そちらは忘れました。

とまぁこんな感じで、大嫌いな虫が出てきちゃうのです。麻薬中毒者か。
ヘロインだったかコカインだったか忘れましたが、中毒になってしまってからその薬物が切れてしまうと、自分の大嫌いなものが眼前に妄想として現れるそうです。六田登先生の「TWIN」という漫画だったかな。薬物中毒に陥った主人公が、2ページ見開きで大量の虫に襲われてる妄想シーンがありまして、「ボク、絶対にコカインもヘロインもやらない!」と心に決めたものです(いやいや、他のもやるなよ?)

アルコールもまぁ薬物ですよね。まだ夢の中だから良いですが、こんなのが現実に見える様になったらまず発狂しますね。アル中になるとやはり幻視や幻聴が始まる様ですし、ホント気をつけねばと思います。鍋焦がしの件もあるしね…。でも、三日間とかアルコール抜きで耐えられる(この表現がすでにおかしいですが)ので、一応安心はしています。吾妻ひでお先生の大傑作「失踪日記」「アル中病棟」を反面教師にして、「本日も節酒で」いこうと思っています(だからその感覚がすでにヤバイ)。


ではまた。

あ!書き忘れた!夢判断でいくと、どういう感じになるのかな。詳しい方、教えて下さい。ボクは単に「庭を綺麗にしろ」という意味だと思いました(笑)


九月某日 document.6

「今夜君は♪テレッテッテー」



【↑図解したらこんな感じ】

コバ・ジュンです。

黒猫チェルシーさんというバンドの曲で「抱きしめさせて」というものがあります。

良い曲。青春な曲。

先日のチャラン・ポ・ランタン「もものひとり芝居」で劇中歌に使われていた曲。

抱きしめさせて このままずっと
朝が来るまで 一緒にいたいんだ

ああ、なんて青春なのでしょう。ボクにもそんな時代がありましたあったのですあったであろういまそかり。

「今夜君は照れてて 綺麗だよ」

うわぁお、青春真っ只中ですね。40も半ばを過ぎたおっさんであるボクがこんな言葉吐けるわけがありません。せいぜい吐けるとしたら、「君は可愛いね。こんなとこにいちゃダメだよ」と説教が始まります。

「今夜君は照れてて」



「今夜君は♪テレッテッテー」

に変換されちゃいます。

どなたか結婚してください。



ではまた。


九月某日 document.5

「男の原動力〜真っ赤なスカーフ」



【↑きっとコイツにも守るべきものがあるのだ】

コバ・ジュンです。

先日、海上自衛隊東京音楽隊が演奏する「宇宙戦艦ヤマト」、「キューティーハニー」をyoutubeで聴き、ふつふつと心の奥底が再燃してまいりました(苦笑)

北朝鮮がミサイルを飛ばしたり核実験をしたりで、世界情勢的にもキナ臭くなってきております。アメリカ、ロシア、中国という大国がどう出るのか、それに対し日本はどうするのか。決して他人事、そして対岸の火事ではありません。対岸どころか極身近なお隣りです。そんな隣人がナイフを振りかざし玄関のドアを激しく叩きながら、時にはナイフを屋根越しに投げ「おいおい!お前らどうすんの?ギャハハ」という状況です。

もっと刺激的な言い方をすれば「お前の子供、可愛い盛りだよなあ〜?大事な子供なんだよなぁ〜?…分かるだろ?金出せよお前ら!」と恫喝してきています。

タイトルに「男の原動力」という言葉を使いました。日々、これって何だろう?と考えているのですが、先ほど、仕事仲間に「今日はお疲れ様!この画像見て元気出して!」とエッチな画像を送ったら「大層喜ばれまして」(笑)、冗談でも「可愛い女の子パワー」はすごいなあと感じたのであります。


男性の皆様に問います。

何故、日々、頑張っているのでしょう。頑張っていけるのでしょう。

可愛い妻のため、可愛い子供達のため、恋人のため、親御さんのため。

色々あると思います。会社員であるなら、毎朝死ぬほど混雑している通勤電車に揺られ、出社したら様々な事象にてんてこ舞いし、帰りは帰りでまた激混みの車内を我慢して。


その原動力はどこから出てくるのでしょう?なぜそれらをうっちゃらかして「自由な自分」を第一に置くわけでもなく、頑張れるのでしょう。



「好きだから」だよ。



大切な家族がいるから、愛する人がいるから、もしくは他に何か大好きな対象があるから、日々やっていけてる。それがアイドルでも女優でも何でも良いです。「君のためなら死ねる!」との岩清水くんではないですが、男って単純で、守るものが存在するなら、そのためには生死を抜きにして突っ走れるものかもしれないと。


さらにドギツい話を続けますと、「僕の自慢の娘!17歳!親バカ抜きにして自慢できる良い子!」が、戦争に負けたことによって、某国の兵士の慰み物に…なんて事態もあり得るわけです。

誤解して欲しくないのは、決して「戦争」を望んでいるわけではなく(当たり前だ)、しかしいざそういう状態に陥ってしまった際の、究極のリスクマネジメントは考えておくべきだということです。

国が「戦争」というカードを引いてしまった。国民の大多数が望んでいなかった結末。しかしなってしまったからには、無防備でいるわけにもいかない。無防備でいたら武器を持った敵がこれ幸いとばかりに突入してくるのです。

ボクの祖父、祖母、そして両親はいずれも戦争体験者です。祖父は南方戦線に従軍。そしてまだ小学生だった両親は、アメリカの戦闘機が撃ち落とされるのを見て、拍手喝采していたという話を聞きました。

そこでふと思いました。当時は、徴兵、そして従軍が、もしや当たり前の義務、つまり日常生活と隣り合わせのものだったのかと。もんのすごい偏った、そして事実無根かもしれぬことを書いているのは百も承知ですが、世界情勢が今よりもっともっとキナ臭かった当時、明治大正、日中日露と駆け抜けてきて、気づけば第二次世界大戦。赤紙が来た時の絶望は計り知ることすら出来なかったかもしれない、

しかし、

そういった状態が日常だった当時、もしかしたらそれは、今現在にとっての「行き過ぎた税額の徴収」だったり、「年金は75歳からになりました。ゴメンね!」あたりと同義だったのかなという気もしてくるのです。

そうでなければ、外部的要因とは言え、死地に赴く様な事をするでしょうか?現代ならば絶対にデモが起こりますよね。当時ももちろんそういったデモはあったでしょう。しかし徴兵制に従って、見知らぬ国へと出兵していった。嫌だったろうけど、国に従って戦地に赴いた。

なぜか?

「愛する対象」があったから。この一点に尽きるのかな、と。

「あの子の笑顔を守りたい」「あの子はボクにまったく気がないけれど、それでも良いじゃないか。ボクが死んだとしても、あの子がどこかで笑顔で過ごせるならばそれで良い」

恋人と別れて、いつまでも引きずるのは大抵男です。その点女の子はサバサバ。別れたと同時に付き合っていた男を「キショい」と切り替えられるのが女性。しかし男は良い意味で「ストーカー」気質が強く、別れたその後も何年も引きずるものです。「復縁を求めて殺人」などはほとんど男ですものね。

しかし、その「ストーカー」を良い方向に考え、尚且つそのキショい思いが強い原動力となるのであれば、ある意味それは、どんな最新兵器よりも強力となり得たりするかもしれなくて。


ふと思いました。僕には愛する妻もいませんし子供もいません。でも、「あ、この子がこの先この日本という国で幸せに暮らしていけるのならば、別にどうでもいいやこの命」と、日々思っています。
それについては、かつて真剣に考えたことがあります。それは、3.11、福島の原発が大事故を起こした際のこと。国か東電かの責任問題の前に、「現状を何とかしなくては」との強い思いを胸に抱き、当時の勤務先の上司に「福島に行きます」と話しました。それに関しては結局実現に至らなかったですが、今でも「必要とあればいつでも行ってやる」との思いがあります。もちろんその見返りは求めますけどね。それは当たり前だ。犬死にして何の意味がある。


あの娘がふっていた真っ赤なスカーフ
誰のためだと 思っているか
誰のためでも いいじゃないか
みんなその気でいればいい
旅立つ男の胸には
ロマンのかけらがほしいのさ
ラララ…
ラララ… 真っ赤なスカーフ


九月某日 document.4

「細菌に気をつけろ!」



【↑美味しい唐揚げ出来ました】

コバ・ジュンです。

先週後半の体調不良。色々原因を探ってみたのですが、多分家での自炊中に何らかの菌が紛れ込んだのではないかと予想しています。

昭和40年代生まれ、子供の頃はそりゃ外で遊びまくってましたよ。運動系が苦手だったのですが、土遊びやら虫捕りなど散々しましたし、落ちてるものも拾って食べたりしましたよ、ええ(笑)
で、そういった生活により、現在の体が培われている訳でして、近頃の「なんでも除菌!」という時代に育った面々らよりは、大分抵抗力が付いているはずなのです。

それでもなる時はなってしまう。思い出したくもないあの三〜四日間。まだ前述の様な抵抗力があったからこそこれくらいで済んだのかもしれなくて、免疫を持っていない乳幼児や、体力が落ちている高齢の方が罹患したら、相当な重症レベルになったと思われます。それくらいひどかった…。

幸い(?)、現在我が家においてボクが作った料理を食べるのはボク以外誰もおりませんし、遊びに来てくれる人もいないので、そんな「毒料理」を出してしまうことがないのが安心ですね(自虐)。

今までは、そういった安全管理の感覚が非常に希薄だったのです。思えば、生肉を切ったまな板と包丁で、そのまま野菜を切っていた様な気もしますし、「アルコール飲んで消毒してるから平気平気〜♪」なんておちゃらけ具合でした。

そんなわけで、台所周りの殺菌を大事にしていこうと思います。使ったものはすぐに熱湯で洗い流す、ザルをシンクに直で置かない、そして何より「手を洗う」。こういったひとつひとつをしっかりとやっていけば、もうあんな思いもしなくて済むでしょう。これからはハイターも頻繁に使い、最低限の防御体制は整えていくつもりです。


中でも一番大事なのは、


「消費期限切れの食材を食べない」


でしょうね(笑)「もったいない精神」は、時に自分を殺します。そんなオチがついたところで、

ではまた。


九月某日 document.3

「メンテナンス」



【↑前後輪タイヤ交換】

コバ・ジュンです。

先週の体調不良、もしかしたら「生野菜」が原因では?と思い、本日はクッタクタになるまで茹でてみました。これでまた症状がぶり返したら別の原因。以前仕事で沖縄に行った際、タコライスに入っていた生レタスで強烈な食中毒を患ったことがあり、実は生野菜って結構ボクにとっては鬼門なんですよね。

まぁそんな話は置いときましょう、こっちの方に、一年中出しっぱなしのコタツの下にでもえいやっと。

さて、愛車「チャリン・コ・ランラン号」のタイヤを交換しました。前後輪とも。なんちゃってMTBのため、今までオフロード対応のタイヤを履いていたのですが、お店の人に薦められるまま、今回はオンロード対応にしてみました。

「ナニガヨイノデスカ?」

と聞くと、

「軽いです。今までのに比べるとグリップは落ちますが、速くもなります」

とのこと。

で、交換後に乗ってみたら、わぁお、確かに速い。軽くなったからという理由もありますが、舗装路、つまりアスファルト、そこに吸い付く様にスイスイと進んでくれるのです。タイヤだけでこんなに違うのか…とカルチャーショックを受けたところで、本日の日記はおしまい。早く高級自転車買いたいなあ。ロードじゃなくて良いから、「今日は箱根まで行こっかな?」とかそんな気軽に乗れちゃうやつを。


ではまた。


九月某日 document.2

「七割くらい…?なら山田太郎並みだ(ポジティブ)」



【↑先週お手入れしたんだラン♪】

コバ・ジュンです。

先週半ばより体調不良で臥せっておりましたが、おかげさまを持ちまして大復活!…とまでは行かず7割程度の復調具合です。でもなんとか無事にお外には出られる様にはなりました。ご心配おかけしましてすみません。ちょいちょいこんな感じで倒れるので、「ああ、またか」程度に思って頂けたら幸いです(苦笑)

さて、先週の真ん中、もっこり水曜日、まだ体調悪くなる前に、玄関前にある鉢植えの「ラン(デンドロビウム)」の剪定をしました。本来なら花が終わった4~5月に古い芽を切らねばいけないのですが、忙しさにかまけて放ったらかしにしてしまい、こんなボケた時期にようやく取り掛かりました。そのせいか、新芽が病気にかかってしまったかの様に枯れてしまっておりまして…。

本来「ズボラ」なボクが園芸などするべきではないのかもしれません。人からは「マメだね〜」とか言われたりしますが、なんのなんの、一度我が家を見に来てみい!スラム街真っ青ですよ。あ、ちょっと言い過ぎたかな。足の踏み場くらいはあるんだぜ。飛び石的にだけど。
そんなボクが、小まめに手を入れねばならぬ園芸に足を踏み入れるのは、普通に考えたらやってはいけない禁則事項だったのかもしれません。現に、南側の庭はもう雑草生え放題、得体の知れない木が伸び放題、戯れに植えたアボカドの種も今や天空を突き刺すほど育ち(実はならないぜチクショウ)。

四十過ぎの桑畑淳一郎の趣味としては、こんな程度で良いのかもしれません。本当はもっと力を入れたいんだけどね。グラウンドカバーはこう、イングリッシュガーデン風にこう、とか。

できない事を望んでも仕方ない。出来ることからコツコツやろう。そんな考えでやっています。まぁ一年に二度ほど草刈りや剪定を出来れば…。

そんなこんなでした。7月末の大阪遠征旅費&チケット代金、さらには「貴族のカバン」の代金までもが、今月一気に落ちるという事を知り、「カード払いって怖い怖い」と、「楽しみ前乗り不幸先送り」なコバ・ジュンがお届けいたしました。


ではまた。


やべえぞコレ。


九月某日 document.1

「お前、休め!」



【↑エイも休む】

コバ・ジュンです。

8月最終日より、本日まで、ずっと横になっておりました。

突然の体調不良。まぁよくあることです。身体弱いので。

仕事には出たものの、途中リタイア。帰り道にコンビニで流動食やらヨーグルトやらを買い込み、これから来るであろうさらなる苦しみに備えます。

結果、

正直今もあまり調子は良くないのですが、近場のコンビニくらいには歩いて行けるようになりました。
が、今こうやって椅子に座りながらキーボードを叩いているのが結構辛い(苦笑)


「お前、休め!」と言われてる気がします。8月は、休日もどこかに出かけてばかりで、家で一日ゆっくりというのがあまりなかった。前半の暑さもありましたし、なんだかんだで疲れが溜まっていたのでしょう。分かりました。では休ませてもらおうじゃないの。

嬉しい、かどうかは分かりませんが、これによってなんと「休肝日連続4日間達成!」という偉業(?)も達成しました。

もうちょっと今まで以上に身体に気を使ってあげねば、この「ボロいぬいぐるみ」はさらにほころびが増していくことでしょう。身体の外のメンテナンスも良いけれど、中側のメンテももっと大事にしなくては、ですね。乳酸菌育てよっと。





写真は、先日行った「猛毒展痛」での毒エイ「ポルカドットスティングレイ」。黒地に白玉模様が強い既視感をボクに与えたのですが、それは、




今使ってる枕カバーでした。エイを枕に寝るのも良いものです。


ではまた。明日より大復活予定。



to Top

©2017Junichi Kobayashi All right reserved.