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documentary 2018.07.(最上部ガ最新。下カラ順ニドウゾ)

ontology.336(フミヅキ一週目)


七月某日 document.6

「蕎麦ばっかり」



【↑美味しいのよ】

コバ・ジュンです。

猛烈な勢いを持つ台風12号は、関東を逸れたにも関わらず、大きな被害をもたらしていきました。小田原では高波により車がさらわれたそう。これから西へ向かいますが、陸に上がれば勢力は弱くなる筈。というか消えてしまえよ!と強く思います。なんでピンポイントでここまで来るかなあ。

タイトル。

コバ・ジュン、夏はほぼ料理のパターンが決まります。時間がある時だけ料理をします。なのでSNSに料理写真をアップしている時は「暇」と思ってください。

で、時間がない時は、

「お蕎麦」

です。もうこれ、毎日の様に食べているのです。

昔はそうめんが主でした。茹でるだけの簡単調理。しかし段々と飽きてきます。そりゃそうです。毎日同じ味が続くのですから。そこで考えたのが、「つゆの味を変えたら色々と楽しめるのではないのか」と。

で、やってみました。「牛乳3にめんつゆ1、そこにラー油を垂らしてピリ辛有名店の味!」これは大正解でしたね。本当に美味しい。

次に試したのは、めんつゆを水で割り、豆板醤を加えた「暑さも吹き飛ぶ激辛そうめんin横浜」です。これも辛さが汗を誘発し暑気払いにぴったり。赤道に近い国々が、なぜ辛さを求めるのかも知れて一石二鳥です。

いけね、そうめんに話がズレ過ぎましたね、お蕎麦に戻そうそうしよう。


で、お蕎麦。毎日食べてますとは、上述しました。そしてやはり毎日だと少しばかり飽きてきしまい、といってそうめんの様に「つゆ」を変えると正直美味しくなくなってしまいます。ではどうすれば良いか。

はい、「薬味」を変えるんですねえ。この「必殺、薬味変え!」によって、お蕎麦のお味がそれはもう無限大にまで膨らみます。
簡単なところでいうと、わさびです。出来たら本わさびを摺り下ろしたい所ですが、チューブのでも平気。鼻にくるそのツーンとした辛さが、お蕎麦の味を際立たせてくれます。

他には、ネギ(みじん切り)、みょうが(輪切り)、生姜(摺り下ろし)などがあげられます。味に飽きたら、それぞれを入れることによってまた違ったお蕎麦世界が広がることうけあい。そうです。お蕎麦は、お蕎麦こそ、誰しもが味わえる戦いのワンダーランドをさも簡単に構築してくれる素晴らしい食材なのです。

だけどね、

一番の薬味はね、

これ



大根おろし!しかも辛味大根を使ったやつ!

皆さま、辛味大根はご存知でしょうか。その名の通り、通常の大根よりも辛味が強い大根であります(そのまんまだな
で、ボクがこれをどこで知ったかと言いますと、「美味しんぼ」です(笑)美食倶楽部に勤める良三くんが、海原雄山へ昼食にと新そばを出したところ、薬味の入った皿を投げつけられます。酷過ぎる海原雄山!(笑)



まぁこれにはちゃんとした理由がありまして、新蕎麦というのは香りを楽しむものなのに、薬味としてそれこそ香りの強いネギを出すとは何事だ料理人の風上にも置けぬという海原理論。ボクなんかはそれでも全然食べてしまって「美味しい美味しい!」言うと思いますが、さすが雄山の舌と鼻はごまかせません。「貧乏人に車を与えるな!」と言ってしまえるほどのさすがの大家です。

で、良三くんは山岡さんに助けを求め、「蕎麦に合う薬味」を探す旅に出るのです。そこで出会うのが辛味大根。

(中略)

でもその辛味大根が良三くん的にはダメで(良くある「海原先生がこんな簡単な問題を出すはずがない」的な)、最終的には「暮坪カブ」という辛いカブの薬味で雄山の鼻を明かすというストーリー。

でもね、コバ・ジュンはね、辛味大根の時点で大満足なのですよ。「こんなにお蕎麦の味を際立たせる薬味があったのか!」と。あったのか!と。愛がー、愛がー、愛があったのか!と。

(これはタイガーアッパーカット)

皆様もぜひ試してみてください辛味大根。お蕎麦の薬味の他にも、お刺身のわさび代わりの薬味として。豚しゃぶの上に乗せたりして。借金の返済を迫られた際、指定のATMにぶち込む代わりとして。本当に、本当に、今までとは違った世界が開かれると思います。そう、それはまるで、「あ、あたい、こんなの初めて…」くらいな勢いで。

ただ、お子様にはオススメしません。


ではまた。


七月某日 document.5

「一ヶ月クーラー付けっ放し生活!」



【↑このようになりました】

コバ・ジュンです。

先週の考えられないほどの猛暑も、台風12号が近付いているせいもあってか、少しばかり落ち着いて来ている様ですね。といって、この台風がかなり大型の様で気を抜けません。関東から逸れてはいるものの、先の水害に見舞われた西日本を直撃コースであることが心配です。なんとか勢力が弱まり、これ以上の被害がないことを祈ります。


さて、タイトルいきましょうか。

近頃巷ではこんなことが話題になっています。

「クーラーはこまめに消すよりも、付けっ放しの方が電気代がかからない」

とな。

ホントかあ!? でも分からないわけではありません。例えば車。アクセルON/OFFが多い市街地走行よりも、高速走行の方が燃費が良いのは事実。例えばパソコン。電源切るよりはいつもスリープにしておいた方が電気代がかからない等々。「山を一から作り上げるよりは、7~9で維持しておいた方が良い」とでもいいましょうか。

で、やってみましたよコバ・ジュンも。流行りに乗ってみましたよ。

6月下旬から現在まで、リビングのクーラーをほぼ一ヶ月間付けっ放しにしてみました。エアコンは三菱の6畳用で5年前くらいのもの。基本温度は28℃設定で、少し暑くなったら26℃に下げる感じで。消したのは一〜三日ほど。あとはずっと付けっぱです。


結果がこちら。




先月がこちら。



ふむ、さすがに電気代を食わないわけにはいかないみたい。当たり前だけど。


そして昨年、普通にクーラーをON/OFFして過ごしていた結果がこちら。



しかし、これはあまり参考にならず、というのも、家にあまりいなかったからで。しかしながら、同じ¥6,000台ということを鑑みたら、つまり結論として、「付けっ放しでも良いんじゃね?」というところに落ち着きました。


昨年と今年の電気代比較グラフ。青が今年、水色が昨年です。



うわぁお。夏と冬はほぼほぼ同じ電気代なのですね。感覚として、夏のクーラーの方が電気の消費量が高い気もしますが、実際のところはこの様に同じ様です。我が家の暖房は現在すべて電気に頼っていますので、このデータは信頼できるものだと思います。


というわけで、「一ヶ月クーラー付けっ放し生活!」はこのような結果と相成りました。ご参考までに。


ではまた。


七月某日 document.4

「ロケだったり姉妹劇場2018だったり」



【↑確かにむかつく顔だ(笑)】

コバ・ジュンです。

すいません、タイトルからしてめっちゃはしょった日記になってしまいます。でもその分写真も多用して詰め込んで行くのでよろしくだぜ!(基本文章を書けない時には写真を多く使ってごまかすという、ダメなライターに沿ってみました)

さて、もう何年前になるでしょうか。かつてボクはインターネット番組のメンバーとして活動していました。今ほど回線が強くなく、生放送がたびたびブチ切れる中、数年間あがき続けてトークライブもしたりと頑張っていました。その際にゲストで来ていただいた方がいたのですが、その方より今回あるお仕事を頂きまして、そのロケに出かけて来たのです。

一日目のロケ地は…どこだここ。聞いたことのない駅名。乗換案内で調べてみよう…ふむふむ…なるほど

家から4時間!

しかし集合時間には始発に乗れば何とか間に合う模様。よほど前乗りも考えましたが、まぁ色々ありまして(書けない、いや書かない)、当日乗りとなったのです。家を4:30に出て、乗り換え三回かな?家を出て二時間が経過するのにまだそこから二時間かかるという。とりあえず途中経過の駅がコチラ。



この辺りから、「ボタンを押さないとドアが開かない電車」になります。うはあ、乗り付けないもので、結構戸惑います。

ロケ中。気温は35℃を超えます。冷房のない場所での過酷な現場。水分と塩飴を大量に取り乗り切ります。現場での小物入れとして、手ぬぐい、扇子、冷却シートを入れたりと、チャランポサコッシュがかなり役に立ちました。



そんなロケ初日も無事に終わり、いざ帰ろうとしたらこの仕打ち。電車がない!一時間に二本あるかないかだ。



仕方なく近くのコンビニでビールを買って、この日の出演者と軽く打ち上げ。飲んだそばからすべてが汗となり放出される!



家に着いたのは20時くらいだったかな。お風呂入って即就寝しました。次のロケは6日後…。


その間、色々ありました。まずはチャラン・ポ・ランタンがツアー中でありまして、その東京千穐楽@浅草公会堂。1000人を超えるキャパでSOLD OUTです。





回を重ねる毎、どんどん良くなっていく内容。単純に素晴らしいなぁと。ライブ序盤、どう見ても「歌詞を忘れて出てこない」という大ハプニングがありますも、さすがの場慣れというべきか、ぼんやりと乗り切っていました。
この日、最近は鳴りを潜めていた「姉小春」の毒も好調。「妹もも」が引っ張るのも良いですが、ここぞの時はさすがの姉です。漫才を見ているかの様。



そして11/23、NHKホールでの公演が発表されました。キャパ4000。まぁ彼女たちならなんとかしてくれるでしょう。どれだけ面白い演出を魅せてくれるのか、今から期待大です。


最近のご飯はこんな感じ。



板わさで簡単に済ませたり、



鶏肉とナスを煮たりもしています。煮る前にナスを一度焼くのがポイント。料理方法って色々あるものですね。

さらには、以前からお世話になっている方から、なんと「プレステ3」をいただいてしまいました。



新しいゲームが出来るのも当然嬉しいのですが、それよりなにより「ブルーレイ」が観られるようになったのがめちゃくちゃ嬉しい!そうです、我が家にはこれまでブルーレイを見られる機器がなかったのです。これでようやく色々買えるぞ〜。今まで我慢していたアレとかアレとか全部買っちゃうよー♪


そして本日は、先日のロケの二日目です。今回の現場は家から一時間かからない近場!ラッキー!横浜の辺境に住むボクにとりまして、これだけ近いってのは割と奇跡なのですよ。大体が都内だものなあ(実はここも都内なんだけど)



先日とは裏腹に、この日は待ち時間が非常に長く、持って来た文庫本(老人と海)もAM中に早々と読み終わってしまい、でもチャランポサコッシュは役に立ってくれて、冷房も絶えず効いてくれて、ああなんて素敵な現場!ケータリングが充実していたりすると、一気に機嫌良くなる現金なボクなのであります。



そして定刻を少し押しながらも、無事オールアップ。



帰り道、この日のキャストさんとコンビニで軽く打ち上がりました。若いっていいなあと思いました(笑)




そんなこんなで、なんとか七月も過ごしております。毎日が猛暑日そして熱帯夜、でも充実した日々を送れています。今回のお仕事、そしてPS3、どちらも「縁」が繋いでくれたもの。何がどうなっていくか分からない。心からこういった繋がりを大切にしていかねばなあと感じます。そう、それはまるで「世界名作劇場」の様にね!いいことしていたら、頑張っていたら、きっとアルバート大叔父さまが迎えに来てくれる!…え?それは世界名作劇場じゃなく「キャンディ・キャンディ」だって?どっちでもいいそんなことぁ。俺はペリーヌになるんだ。あの子だってロバ引っ張ってたらなんか最後幸せになったんだ。俺だって幸せになるのだ。だから現れてください、大叔父様♪


ではまた。


七月某日 document.3

「間の美」



【↑面白いです】

コバ・ジュンです。

ついに我が家も「クーラー消さねえぞ、さあどうなる?」方式を取り入れました。こまめにON/OFFするよりか、ずっと点けっぱの方が電気代がかからない、というアレです。結果が分かるのはまだ先ですが、試してみる価値はあるでしょう。だって今ほとんど自宅にいるからね、ふっふっふ…

さて、

漫画読んだりしています(唐突)。楽しいっすよね、漫画。小学生の頃に買った「こち亀」もまだあったりします。あと一時期コンビニでやたら復刻版みたいなのが売り出された時がありましたよね。あの頃に買ったものもとってあります。「美味しんぼ」とか読み返すとかなり面白くて。

そんな中には、自分で買った覚えがないものも。
「己の中にない文化」を取り入れるのも大切なので、今でも読み返したりします。

で、面白かったのがコチラ。



益田ミリさんの作品。これがグッとくるのです。作品は違えど、基本的な路線は一緒でして、アラサーアラフォー独身女子が仕事、家、男性関連に悩みつつ考えつつ日常を過ごしていくというもの。
何だか男のボクでもグサリと心をえぐられてしまう描写があったりして、色々と考えさせられます。人間観察力が強いのか、ご自身がこういった体験をしてきているのかは分かりませんが、人物の書き方、その都度の思考等々、よく見てるなあよく練られてるなあということばかり。簡素な絵なのですが、逆にそれが「こちらが考える領域」を残しておいてくれるので、読んでいてもストレスを感じることなく作品に入り込めます。「間の美(まのび)」とでも言いましょうか。何でもかんでもぶん投げてこられると疲れてしまいますが、疲弊した心にはちょうどよいバランスとなっているのです。


さあ、ボクも動かねば。老い先短いんですから(笑)ウダウダやってても仕方ないですな。明日は撮影です。


ではまた。


七月某日 document.2

「ページをめくらない…だと!?」



【↑バカだよなあ(笑)】

コバ・ジュンです。

先日、チャラン・ポ・ランタンのファンクラブイベントが渋谷で行われ、そこに出かけてきました。さくらホール、行くのは初めてでしたが、この界隈は結構な頻度で訪れていた場所。ああ、この辺かあ。なるほど。深くは書かないけどなるほど(やめて!心の傷をえぐらないで!まぁ主に釣り具を買いに来ていたのですが)

現在「姉妹劇場2018〜ページをめくって〜」というツアー中の二人が、この日はなぜか「めくらない」というイベントをやるそうで。何をめくらないのか戦々恐々としながら、渋谷駅西口から散々迷いながら急坂を登り会場に辿り着きます。

FCイベントだけあり、ロビーには見知った顔が多数。すでに出来上がっている人たちも。トイレが近いボクにとって、飲んで参加できる人たちが心底羨ましいです。だってこの日、飲んでないにも関わらず公演中にトイレに行くハメになったものなあ。

基本、現在行っているツアーを下地に進行していきます。まだツアーが終わってないので深く書くことはしませんが、さすがのチャランポ、それ以外にも色々とぶっ込んできやがりました。大道芸が下地にあることもあり、とにかくお客さんを飽きさせないし、色々と盛り込んで来やがります。この小娘二人、本当に凄いなあ、素晴らしいなあと感心することばかり。

特筆すべきは、RolandのVアコーディオンを使った数々のパフォーマンス。姉小春のMCからすると「そんなにはこの楽器に重きを置いていない」感を受けたのですが(個人の感想です)、聞いている側からしたら「もっとやって欲しい!」という気持ちが強く。
アコーディオン界からするともしかしたら邪道なのかもしれませんが、「アコーディオン聞き初心者」の人間にとってみたら、まだまだ可能性を秘めているであろうこの楽器に感動を覚えると共に「こんな音が出せるんだ!ここまで広がるんだ!」と驚きを隠しえませんでした。


さて、この日配られたフライヤーに「しれっ」と入っていたモノ↓



ステージ下手にあったグランドピアノを使い、妹のももちゃんがソロでピアノを弾きながら歌います。激しく、時には立ち上がり…。でもよく見ると、下手の袖ギリギリにVアコを抱えた姉小春がいて(笑)。立ち位置が絶妙なんですよ。明かりが来ないところなんだけど、観客からは丸見えという。こういうバカをやってくれるのもこの姉妹の魅力。笑い転げてしまいました。

共に歌って踊って、汗だくで終わりを迎えた二時間のステージ。改めてこの姉妹の良さを再確認させてもらえる空間。歌と音楽、そしてトーク。楽しいんですよね。次にボクが誰かをライブに誘う際、「チャランポランタン?何それ?どんなの?」と聞かれたら「楽しい」と答えるでしょう。

終演後、お仲間と飲みます。「じじい」なボクはこういう時すぐ感傷的になってしまい、「ああ、チャランポに出会わなければこの人たちとこうやって飲み、話すこともなかったんだろうなあ」と。その「かすがい」によって出会えた絆を、これからも大事にしていかねばな、いけたらな、と思いました。


ではまた。


七月某日 document.1

「これから羽ばたく、まだ終わりじゃねえよ」



【↑久々のBLUE MOOD】

コバ・ジュンです。

7月ですな。早いです。梅雨も明け、もう夏。この国から春と秋は消えました。

「俳優・モデルやってます」とか言っておきながら、それだけでは当然食えていないので、他の仕事もしています。俗に言う「世を忍ぶ仮の仕事」ってやつです。

で、先日、都合5年ほどいた職場を辞めてきました。辞めてやりました。しかし「立つ鳥跡を濁さず」です。円満な退社です。

家に帰り着き、いつものルーティンワーク。ゴミ捨てをし、洗濯をし、シャワーを浴びて、ビールを飲んで…

あれ、なんかいつもと違う。

そう、すべての行動がスローになっていました。

もう時間に追われなくて良いんだ。そんな生活はここで終わりだ。今後一切ごめんだ。
びっくりするほどスローな生活をしていい現在。どれだけ追い詰められていたんだ…

壊れていたのですね、自分が。
そんな意識はなかったのですが、いざ辞めて家に帰ってきて、リビングの椅子に座った途端、意識が一気に「正常」という方向へ向かうのを感じました。

「もうあんなことしなくていいんだ。もう話が通じない人に教えなくてもいいんだ」

人に教えるのは好きです。割とそういう傾向があります。でも、それはあくまで「同じ方向を向いている人たち」限定です。芝居の演出だったり面白いですし、それに対して上手くいかないことによりイライラしたとしても、とにかく観に来ていただけるお客様が楽しんでいただくために!という目標がありますからね。

しかし、いくら教えても「暖簾に腕押し」、毎日同じことの繰り返し、教えて少しでも使えるようになると他の部署に取られる…
その期限はエンドレス。いつ終わるかもわからない。終わらないかもしれない。実際終わらなかった。これでは生産性ゼロです。

「こんな世界があるのか」

というのが正直な感想。よくそんなところに5年もいたと思いますし、逆に考えれば、そんなところに5年もいなければいけなかった自分がダメだったのです。ダメに気付かなかった自分がダメだったのです。


ある日の午前中、リビングの床にあぐらをかいてEテレの「おかあさんといっしょ」を観ている自分がいました。なんてまったりとした世界。ゆるやかな時間が流れる世界。
と同時に、これでいいのか、とも思いまして。もちろんこのままで良いわけありません。日々の暮らしは迫ってくるもの。また何かしらの「世を忍ぶ仮の仕事」を見つけなければなりません。

そんな矢先、本職のお仕事を頂けました。以前一度だけ接点があった方から「ぜひお願いしたい」とのこと。こんな嬉しいことはありません。張り切っていきます、そして次へと繋げていきたいものです。


「まだ終わりじゃねえよ」


これが現在思う言葉。ここ数年、オーディションにことごとく受からず、「どうせ次もダメだろう」と正直少し適当に流してしまっていたのかもしれません。身体も心も疲れてしまっていたのか、力を入れることすら忘れていたのか。

また見直そう、見つめ直そう。今何がダメで、何が出来なくて、何が足りてないのかを。

ここからここから。お仕事いただいた縁を大事に、そしてこの運を途切れさせないよう、前を向いて歩いていくしかないじゃないのさ。

まだまだやりますよ。


ではまた。


追記:
この日記書くのに一週間近くかかってしまったのですが、その間にオーディションふたつも落ちました。運、途切れてるがなー…orz



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