ontology.310(ウヅキ二週目)
「痛風なのか」 【↑だってオフですもの】 コバ・ジュンです。 昨日のこと。 足首の関節が「ぐひょぉえ」と悲鳴をあげました。え?なになに?と不思議に思いました。なんか痛くなるようなことしたかなあ?と。 まぁね、実はね、思い当たることがありまして。話すと長くなるのですが。え、何ですって聞きたいですって?しょうがねえなあ。 20数年前、健康診断を受けた際に言われた一言。 「コバ・ジュンさん。尿酸値が高いですよ。痛風一歩手前ですよ」 は?なんですか?『ツウフウ』?それってなんすか?え、風が吹くだけで痛いんですか、はぁなるほど。で、ボクがそれになるんですか、またまたご冗談を。 まぁそんな戯れは置いておいて、とにかく「尿酸値」が異常に高かったらしいのです。これが高いと、前述の通り「痛風」という病にかかってしまうのですね。どんな症状かというと、足の親指とか関節やらが、それはまるで骨が折れたかの様に痛むらしいのです。 でだ。 プリン体ってぇのを多く含む食品群がいけないんですって。そのプリン体はどんなものに含まれているかというと、 ビール 魚卵 納豆 豆腐 干物系 エビやらカニやら甲殻類 モツとか内臓系 わぁお。全部大好物のものやんけ。なんだと魚の干物もいけないだと。もう食べられるものないやんけ。 言われた当初は気をつけました。ビールをやめ焼酎に、他の食材も極力少なめにするように。 しかしですね、それ以降何度か健康診断を受けても「尿酸値高いですね」のままで、痛風発症までには至らなかったのです。まぁたまに足の親指チクチクしたりしましたが。 なので、「あぁ、きっとボクは痛風にならない体質なのだ。良かった良かった一件落着」 と楽観視してたのですよ。 ところが、 昨日。 なんか足首痛え。映画「ミザリー」さながら、固定された足首をハンマーで横から「バゴン」と殴られたかの様な。話は変わりますが、キャシー・ベイツさんはなんて素敵な女優さんなのでしょう。 まぁね、なったらなったでもう仕方ない。だって節制してませんものプリン体に関しては。あ、塩分は控えてます。血圧高いもんでね。これは即、身体に反映されてしまいますので。塩舐めた翌日とか最悪ですよ。フラッフラですよ。というか塩舐めるなよ。 そんなわけで、「安いから買い続けてるけど、さすがに二日にいっぺんのモツ祭りはやめよう」と少しだけ考えたコバ・ジュンなのでした(笑)。 最近のレシピ。 ぷるぷる鶏胸肉 大根ステーキ 豚モツポン酢和え柚子胡椒でいただき 豚肉と鹿児島産新玉のポン酢和えオリーブオイルどっさり 豚肉ともやしをオリーブオイルで炒めバジルとオレガノ 番外編、庭のランタナ。食わないよ?(笑) う〜ん、ちょっと気をつけようかなあ。さすがにこの足首の痛みはやばいかも、です。 ではまた。
「だいぶやられてる」 【↑川面に佇み何思ふ】 コバ・ジュンです。 最近、些細なことで涙が出ます。 良い曲を聴いたり、良い映画を観たりはもちろんのこと、ニュースを観たり、ちょっとしたドキュメントで号泣します。 「だいぶ、やられてるんだな」と思います(笑) 正直、自分がここまで弱いとは思っていなかったのですが、 これも歳を重ねたせいなのでしょうか。 それとも、日々の色々から来るものなのでしょうか。 現状、酒でしか散らせないのが大問題。いや、逆に考えたら、「酒で散らせる」のだったらまだ良い方でしょうか。といって、週一のビン缶ゴミの日には、ウイスキーボトルがゴロゴロと転がっている状態なんですけどね。もちろんビールの缶はそれ以上。自分でも驚く量。 差別はしませんが、区別はさせてください。 ではまた。
「夢か、現(うつつ)か。幻想さながら体験記」 【↑無事ゲット】 コバ・ジュンです。 先週の日曜日の話。 その日の前日、ボクは観光バスにて都内名所を巡る旅に出ていました。東京タワー、上野動物園、浅草花やしき等々…。そのあまりの楽しさゆえか、少々飲み過ぎてしまったらしいです。いや、正直ビールしか飲んでいないので、「そこまで!?」という感じではあるのですが、日曜日の朝、目覚ましに起こされた身体はまるでいうことを聞かず、「動けねえ…」と思わず口に出してしまうほどでした。 この日は午後に上野恩賜公園まで行く予定でして、さらにある目的があったため、家を早めに出なければいけなかったのに…。そんな体になんとかムチ打ち出かけたは良いものの、電車を何度も途中下車し、予定時刻より1時間ほどロスしてしまうことに。でも無事に到着はしました。 結局、なんとかギリギリな感じで目的を済ますことが出来、あとは本番までに体力の回復を待つばかり。お知り合いに会う度に「大丈夫?」と聞かれますが「だいじょばない」と返答することしかできず。 そんなわけで、上野水上音楽堂での「チャラン・ポ・ランタンpresents ブタ音楽祭」に行ってまいりました。↑の「ある目的」とはこの日の物販から発売した「白羽くん(しらはくん)」のティッシュケースを買うためだったのです。 閑話休題 「ブタ音楽祭」です。1月、中野サンプラザでのツアー千秋楽、あのアンコールにて「東京スカパラダイスオーケストラ」が登場しメチャクチャ盛り上がったあのライブ以来のチャランポです。 「ブタ音楽祭」 早々とチケットは確保したものの、正直何をやるのかまったく分かっていない中で、直前まで詳細は出ず、二週間くらい前(?)にようやくゲストが発表され…という感じ。そして名前が「ブタ音楽祭」。 はっきり言いますと、正直ナメてました。「ゆるゆる〜な感じで進んで、ファミリー向けな楽しい雰囲気になるのかな」と、良い意味で思っていたのです。音楽ライターの内本順一さんもそんなことを書いていらっしゃいました。 16時、開演時刻。屋根があるとは言えど、屋外の会場。場所によってはまだ落ちない強い陽に照らされる席が存在します。10分くらい押したのかな。会場後方ではカラスが「まだかよー」という感じで「カァカァ」と鳴き続けていました。そして待ちに待った姉妹の登場。アコーディオンの音色と共に、先ほどのカラスが上手方向から上空へと飛び立っていきます。そのハケる後姿のなんと美しかったことか。「ライブが始まるのを待っていた。それを催促した。それが俺の役目。始まったな。では去ろう」との気持ちがこちらに伝わってくるほどの見事さ。「これも演出?」と思わせるほどの。 姉妹で数曲演奏した後、bayfmの公開ラジオ収録やらで時間は過ぎていきます。他にも、客席を3分割して「ボギー大佐」の替え歌である「サル、ゴリラ、チンパンジー!」の大合掌。楽しい時間。ゆるい時間。チャランポ大好き、な時間。ちなみにボクは「ゴリラ」組でした。 https://www.instagram.com/p/BS-l3Xngx8B/ (これ以降のリンクは、マネージャー「ねこ太」さんのインスタグラムからです。どれも必見!) ドッコイレコーズ所属の新人であるニャンニャン系アイドルMoMo(先日の中野MOMOの舞台で見た気がするけどきっと記憶違いw)のサプライズ登場もありました。惜しむらくは「ギャラの関係上」出演できなかったモモネムさんを観られなかったのが心残りです。 https://www.instagram.com/p/BS-pnppgOaQ/ ほどなくしてゲストであるパフォーマンス集団「to R mansion」さんの登場。客いじりも含めたプロの技で、徐々に陽の落ち始めた客席を笑いの渦に巻き込んでいきます。その一挙手一投足に目がいきます。 陽が落ちてきました。先ほどまで見えていた隣りの席に座る人の顔が、段々と夕闇によって隠されていきます。逢う魔が時の訪れ。「あなたはだぁれ?」さながら、客電も暗いまま、ただただステージ上に明かりが照らされます。そして始まる小春ソロ。その場でループマシンを使った多重録音演奏。「小春がいっぱい」とは本人談。ふっと差し込む風に少しばかりの寒さを感じながらも、小春の演奏に釘付けになります。いつの間にやら外は真っ暗。屋根のある会場の天井付近を、一羽のコウモリが舞います。先ほどのカラスといい、このコウモリといい、一体どこからこんな芝居の出来るヤツらを調達してきたのでしょうか。どこかの動物プロ?(笑)いや、そんなこと当然あるわけもなく、「偶然」のひとつひとつがこのステージの演出として見事に存在していました。 ここからの後半ステージは圧巻、のひとこと。 サーカスパフォーマー「長谷川愛実」さん、コッペちゃんこと「Coppelia Circus」さん、そして前述の「to R mansion」さんがステージを盛り上げて行きます。気づけばそのパフォーマンスひとつひとつに圧倒されていました。 幼い少女がある日見たサーカスでのアコーディオン弾き。「光と喝采を浴びて、私に教えてくれた知らない世界を」。ボクの大好きな曲である「サーカス・サーカス」の一節です。まるでその時の光景が目に見えてくる様なパフォーマンス、そして曲。 楽曲「月」では、サーカスの持つ危うさ、そしてその時限りの華やかさを見事に表現。ハラハラドキドキしてしまいます。これぞサーカス。この照明!影! https://www.instagram.com/p/BS-mwg1Ah0L/ 「時計仕掛けの人生」、バックダンサー(パフォーマー)として参加した、to R mansionさんの素晴らしいパフォーマンス。「この曲化けた」とは前述の内本順一さんの言葉。まさにその通りだと思います。 https://www.instagram.com/p/BS-mbbugdLP/ そして3時間にも及ぶステージはあっという間に終焉。心をよぎったのは「見たかったのはコレ!求めていたのはコレ!チャランポも出演者たちも最高!」との思い。これだけのエンターテイメントを一夜限りにするのは勿体無い。ぜひこの形態での全国ツアーもやって欲しいなと心から思いました。「サーカス・サーカス」では頬をつーっと涙が伝いました。「ああ、ようやく見ることができた」という感動。 「あなたにもあげるわ 私の夢を」 存分にいただきました。あなたの夢を。最高のショウ。素晴らしいエンターテイメント。 「祭」はここにありました。 ではまた。 チャラン・ポ・ランタン 『サーカス・サーカス』
「バスで東京観光してきたよ!」 【↑ん?】 コバ・ジュンです。 先週の土曜日、観光バスで東京都内の名所を巡ってまいりました。都内には仕事その他で数多く訪れるのですが、こういった観光をするのは初めて。「リフレッシュとして、たまにはこんなのも良いだろう」とのんびりすることにしたのです。 Am、東京駅から歩いて5分程の集合場所である「鍛冶橋駐車場」に向かいます。なるほど、ここは高速バスの発着所なのか。品川や横浜駅のは利用したことがありますが、ここは知らなかった。出発時間までタバコを吸ったり、カウンターに設置されていたコンセントで携帯の充電をしたりします。三三五五、この日の参加者様であろう人たちが集まってきます。もう一本タバコを吸い、ボクもほどなくその列に吸い込まれて行きました。 この日用意されたバスは2台。ボクは2号車の後方の席となりました。バスは思ったより広々としており、足を伸ばした上、荷物を足元に置くことも出来ます。あら、すでにお弁当が置いてあるぞ。そしてツアー業車の方よりこの日の「旅のしおり」などが配られまして、それに目を通していたらこの日のバス旅行を担当してくださるバスガイドさんが2号車に現れました。上から下までオールイエローというド派手なコーディネートです。あ、ヒールは赤かったか。そのガイドさんより旅の説明を受けたりします。 ガイドさんが1号車に去った後、バスは出発します。まず第一の目的地は東京タワー。東京といえばまずはここですよね。 もうすぐ「こどもの日」ということで、タワー下にはたくさんの鯉のぼりが舞っているのを目にすることが出来ました。風は強かったですが、天気には恵まれ少し汗ばむ陽気。ガイドさんは東京タワーのマスコットである「ノッポン」と記念撮影をしたり、出発時間ギリギリなのにクレープを買っていたりした様です。 次の目的地である上野動物園へ向かいます。ガイドさんは2号車に来て、口元の生クリームをぬぐいながら、「いかに今回の観光をしたかったか」を力説します。「あーすげー楽しい!」とバスガイドにはあるまじき言動で、その楽しさが計り知れました。 新橋〜内幸町〜日比谷とバスは走る中、ガイドさんの生カラオケで、いきものがかりさんの「SAKURA」を聞きます。バスの左手には皇居が見えます。ガイドさんが目の前で歌っているにも関わらず、「ああ、今俺は二重橋を見ている。東京観光してるなあ」と贅沢な時間を過ごしました。 道中、ガイドさんの「秋葉原であることをした後、めちゃくちゃ怖かった話」などを聞いていたら、あっという間に上野動物園着。車で走ると案外都内は狭いのです。道が空いてればね。朝に配られたお弁当を持ち、バスから降りると動物園ゆえかおやつとして「ギンビスたべっ子どうぶつ」が配られます。真っ黄色のガイドさんがひとりひとりを見送る中、参加者は動物園内へと向かいます。 この日は週末だけあり、恩賜公園内も動物園内も家族連れ、カップルで混雑していました。そんな中、「ツアー参加者の証」として目印をつけた集団は、相当目立っていたことでしょう。まぁそんなことは気にしません。まずはお弁当を食べましょう。サル山の対面にある休憩所にて、配られたお弁当の「深川めし」をいただきます。うぅ、東京といえば江戸、江戸といえば深川、こういった気の利いたお弁当が嬉しいですね。 動物園内での自由時間は2時間半。しかし集合場所までの移動などを考えると、正味2時間弱でしょうか。これだけ面白い動物園で、それはかなり少ない時間であります。でもまぁざっと回れば良いのですよざっと…というのが大間違いで、こんな楽しいところを「ざっと回る」なんて無理!気づけば集合時間を30分切ってましたが、動物園最大の目的である「爬虫類両生類館」を素通りして行くわけにいくものか!行きましたよええ。外気温より5℃以上高いであろう室内へと突入しましたよ。 出てきた時にはすでに集合10分前。ここから集合場所である上野水上音楽堂までは徒歩で10分は軽くかかります。トイレなどの時間も考え、早歩きで移動する集団。端から見るとなんと不思議な集まりであったことでしょう。 無事に出発時間には間に合い、次の目的地である「浅草花やしき」へと向かいます。上野から浅草ってあっという間なんですね。「旅のしおり」に書いてある30分定刻で着きました。 現地に着くと、黄色のガイドさんが先回りしてお出迎え。花やしき入場後、この日の記念として集合写真を撮影。その撮影場所が、花やしき内でイベントをやる際のステージ上であり、当然その客席として使われるベンチには多数の休憩している一般のお客様がたくさんいらしたわけで…。そこから受ける「なんだなんだこいつらは」のあの目線、ボクはきっとこの先ずっと忘れることはないでしょう。 ここでの自由時間も2時間でしたが、ただでさえ休日で混んでいるあの狭い園内に、80名という観光客がさらに押し寄せたのですから、もうそりゃ大混雑。早々と退散して浅草観光へとシフトチェンジいたしました。 ビールを飲みながら「仲見世通り」「オレンジ通り」「公園通り」「六区通り」などを散策します。やっぱ浅草面白いなあ!いくら土曜日とはいえ、昼間からそば屋の店頭で酔っ払いが大声をあげながら地べたで突っ伏してるなんて光景、そんな見られるもんじゃねぇですよ。今度朝から晩までいてみよう。 夕方、言問通り沿いにある最終目的地の「雷5656会館」まで「徒歩」で向かいます。3Fの宴会場に通されまして、「最後の晩餐」…いやいや、宴が始まりました。料理は思っていたよりは豪華な和食。お酒も飲み放題だし、素晴らしいサービス。そして、おやおや、久しく見ていなかったガイドさんがまた登場しましたよ。 何だか色々なイベントがありまして(笑)、十分に楽しんだ後、まだ時間があるので酒を飲んで酒を飲んで酒を飲んで(笑)、そして料理も楽しみ、会はお開きとなりました。 そんなこんなの東京観光でありました。普段見ない様な視点から「東京」という街を見てみると、また違った発見があって実に楽しい行程でありました。いつもせかせかと自分でスケジュール決めていくよりは、たまにはこういう「誰かに委ねて」という旅も面白いなあと思う一日でした。 最後に、ガイドさんとツーショットが撮れるというので、お言葉に甘えて撮っていただきました。 お後がよろしいようで。 ――― ネタバレ ――― ではまた。
ontology.309(ウヅキ一週目)
「左上あたりがキナくさい」 【↑国民証、届きました】 コバ・ジュンです。 数日前より、ネットやSNSを中心に、あるニュースが話題となっております。 テレビじゃあまり報道していないみたいですが、かなり緊迫した状況の様でして。 といって、ボクになにが出来るといえばなーんにもありゃしません。いや、そりゃね、金(きん)を買えるだけ買っておいたり、円も買いまくったりとかしたいですよ。でもね、日銭暮らしのオレ達にゃそんなこと出来ようもないのです。 ただただ、傍観者としているばかり。声を張り上げたところでどこにも届かないでしょう。一発のミサイルの前に、人間の言葉なんて無力なのです。人が一人死ぬという事実よりも、「戦場の悲惨な姿」を写した写真の方がまだ力がある様に。 桜、撮りました。 自転車のライト新調しました。 レバニラ作りました。 馬油を買いました。 靴紐交換しました。 カバンを買いました。 何も知らされない僕らができるのは、いつもの日常を過ごすくらい。その日常がいつ崩壊しようと、僕らにできることは何もない。達観?いや、違います。元々逆らうことのできないようプログラミングされてしまっているのですよ。そう遺伝子に刷り込まれているのでしょう。 吉川英治さんの小説「宮本武蔵」は、こんな言葉で締めくくられています。 波騒は世の常である。 波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。 けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水のふかさを。 今思っていることとは少し違いますが、ふとこの一節が心によぎりました。 ではまた。
「日常は、ケとハレ」 【↑来世は鳥になりたいな】 コバ・ジュンです。 日がなルーチンワークをこなしています。 そんな折、たまに、いや、割と頻繁に、 「もうどうにでもなれ!」とすべてをぶん投げてしまいたい時が訪れます。 昨日も、いや一昨日も、いや一昨々日も、そんな瞬間があった気がします。 言われました。 「こんなことでイラついてたらどうしようもないぜ」と。 もっともです。しかしイラついてる自分を魅せていないと、自我が崩壊しそうなので、「俺はこんなにも苦しんでいるんだ!」というのを周りに見せて、自分の苦しみを演出してるんですねきっと(笑)。役者やのぉ〜(byどぉくまんプロ) 生活には「ケ」と「ハレ」が必要です。「ケ」とは「陰」。「ハレ」とは「陽」です。 影があるから日の当たる場所が輝く。ボクは現在ある事柄を「ハレ」として、例えば「あと一週間『ケ』を乗り越えれば『ハレ』がやってくる!」という考えで日々を過ごしています。 毎日「ハレ」たらつまりません。照る日もあれば曇る日もあります。もちろん毎日「ケ」でもいけません。そんなん即、病みます。 要はバランスが大事なんですね。比率としては、2:5くらいが適当?前者がハレで後者がケ。いやいや、これを4:3にしたいところですね。理想は6:1なんですが、まぁ事はそんな単純じゃねえし、そうなったらなったできっとつまらん。 文化人類学の話になってしまいますが、古来からの「祭り」が何のためにあったかというと、もちろん豊作祈願などもあったでしょうが、「抑圧された従属側の息抜き」が主だったと思うのです。しかしそれは「支配者」のコントロール下の元でありまして。 支配者「今日は年に一度の祭りじゃ!お前ら、日頃の苦しみを忘れ十分に躍り狂うがよいぞ」 農民「ははー!では仰せの通り踊り狂います!」 てな具合に。 日本人ってホント面白い傾向を持っているのですが、お上の絶対的な権力には逆らわず、右に倣え!のごとく大体を受け入れてしまうのですよね。「原発爆発した。でも大丈夫。下々は心配するな」「ははー、大丈夫にござりまする!」みたいに。 今朝、最寄りのスーパーに行ったのですが、レジに並んでいる際、ふと周りの人たちを見てみると、5カゴに1カゴの割合で「ポテトチップス」が入っていたのですね。それも2~3袋まとめて。結局これはテレビなどの報道を見ての行動でしょ。「ポテチ品薄!」というね。お前ら普段ポテチなんか食わんやん、という妙齢のおばさま達まで買っていて。 話はずれましたが、「ケ」と「ハレ」でメリハリをつけないと、何が潰れるかって、自分がいの一番に潰れるのです。しかし一番懸念していかなくていけないのは、ボクが今現在抱える「ケ」が、あまりにも重すぎるということ。多分これを解消するには、2年くらいパラオなどの南国パラダイスに逃避しないと解消しないでしょうね。それほどの重圧(苦笑)。 ではまた。
「巷に雨の降るごとく…」 【↑これが今年最後の桜かな】 コバ・ジュンです。 「巷に雨の降るごとく わが心にも涙ふる」 これって誰の言葉でしたっけ?太宰でしたっけ? んで調べてみたらまったく違った!(笑)フランスの詩人「ポール・ヴェルレーヌ」の詩の一節でした。 つげ義春先生の漫画に出てきた「太宰かぶれ」の登場人物が、この詩を読んでいたので勘違いしてしまった〜。 まぁそんなのはどうでもいいです。いいのです。 本日、我が町横浜は朝から雨模様。気温も低く、バスを待つ身体が芯から冷えていくのを感じました。 これで桜もまた散るのを早めてしまうな…。思えば今年はゆっくりと桜を愛でる余裕すらなかったです。せっかく満開になった花をのんびり見ることも出来ない生き方。なんなんでしょうこれは。「花見休み」とかあれば良いのに。各地方の満開の時期に合わせてフレックス休暇とか取れたら良いのに。 巷に雨の降るごとく、ボクの心も最近寂れ…。 「真面目過ぎなんじゃないの?」とよく言われます。でもそういう性分なので仕方ない。もっと気楽に生きられたらなあとは遥か昔から思っていること。 なーんてグチってばかりいても仕方ないので、酒飲んで忘れましょうぐびー。ああ、またこれで背中が痛くなる。今日こそは早く寝よう寝ましょう。お風呂にでもつかって忘れようすべてを。でも結局夜にはその「寂れる原因」となる場所へ出かけてゆくのでした。 ではまた。
「15パズル(後半マジメな子育て?の話)」 【↑これ】 コバ・ジュンです。 先週の寒さもようやく去りまして、一気に「春!」という気温になってきましたね。ようやく暖房いらず、厚手のインナーいらずという気候です。 そんな中、「夜桜見物でも」と思い立ったのですが、あいにくのお天気。そして自転車のライトを盗まれるという二重苦により、おとなしく家で過ごすことにしました。 さてタイトル。 皆様、この画像のモノが何かご存知でしょうか。これ「15パズル」と言います。正式名称を知らなかったのでSNSでつぶやいたところ、回答をたくさん頂けました。ありがとうございます。 どうやって遊ぶかというと、まずは右下のコマを抜きます。するとそこが一マス空きますよね。これにより数字の順番をランダムにすることが可能になります。簡単に言えば「バラバラにできる」ということですね。その順番がバラバラになったものを、空いた一マスを利用して並べ替えていき、元の並びに戻すというパズルなのです。 子供の頃、これが大好きだったボク。鍵っ子だったので、一人遊び出来るものがウチには多くありました。これもそのひとつ。まだファミコンやらのテレビゲームが出る前の時代。ルービックキューブやスネークキューブなんてのもありましたね。 どんな配列でも結構な速さで正式な順番に並べ替えることが出来ました。得意だったのかな整理するのが。 さて、少し話はずれるのですが、子供の頃にこういう遊びをしているかしていないかで、大人になってからの色々に多少は影響あるのかなぁと思いました。発想力、創造性、空想力、表現力、構成力、数学センス、位置感覚、空間把握力、科学的思考などはこういったものによって培われるのかなあと。幸いボクは前述の様に一人遊びばかりしていましたので、積み木やブロック遊びを十分にしましたし、その面白さは大変理解しています。 ボクの場合、併せて、小1〜小6まで「小学館の学習雑誌」を毎月買ってもらっていたのですね。「小学○年生」というアレです。特集記事、漫画、ふろくなど、様々な内容でホント面白かった。興味がない様なことも、記事になっていると読みますよね。それにより新たな趣味嗜好が己の中に生まれたりもして。自分に子供が出来たらぜひ買ってあげようと思っていたほどです(残念ながら休刊してしまったようです。もっと残念ながら、ボクには子供がいません嫁もいません)。 なぜこんな話をしたかと言いますと、近頃の若者…いや、年食ってる人もなのですが、「物事を順序立てて、或いは周囲の状況を把握して」という事が出来ない方があまりにも多い気がいたしまして。「障害の場合がある」というのは理解しております。発達障害やらADHD(注意欠如多動性障害)などありますよね。なのですが、私服がオシャレさんだったりするのに、仕事内容があまりにバカだったりすると、「子供の頃にこういう遊びをしてこなかったからなのかな?」と思ったりします。 幼少期に培われた、そういった自分では感じていない技術。「三つ子の魂百まで」とは良く言ったもので、実に大事なんだなあと。パズル遊び、ブロック遊びなどの「空間把握能力」を鍛えるものは、最優先で子供にはやらせた方が良いのかな?と思ったりした土曜日の夜半でした。 ではまた。
「制服(吉田拓郎より)」 【↑資本主義にのっとって、買っちゃった靴】 コバ・ジュンです。 日がなフレッシャーズの姿を目にしています。真新しいスーツ、カバンを身に付け、朝もはよから駅のホームに溢れています。朝方、地元の駅に帰ってくると、大学行き、高校行きのバス乗り場はそんな若人で溢れかえっています。 そんな中、疲れ果ててヨレヨレなコバ・ジュンが横を通過していきます。「汚いおっさんだぁ」という視線を感じます(少し自意識過剰)。 でもな、お前らもな、そのうちこうなるんやで。人生のあれやこれやに打ちのめされ、理想ははるか遠く、気づけば日々のルーティンワークに飲み込まれて行き…。あの頃の理想はどこへいった、「自分がこの会社を変えてやる!」との理想はどこへ行った、資本主義の限界はとうにやって来ているのです。 閉塞感しかないなこの国は。政治家先生や官僚もそう思っているはず。だから「どこかと一発戦争でもして何とかするしかないかあ!」と考えてる感じ。正直「戦争特需」ってぇのは相当な利益になるはずだからね。勝国にとっては。 「どうですか東京ってヤツに会ってみて どうですか東京ってヤツのご挨拶の仕方は」 「みんな押し黙ったままのこの人混みは そう これが都会ってヤツのご挨拶の仕方なんだよ」 岡本おさみさんの詞が染みます。染みまくりますね。 「制服が人混みの中に消えていくのを 振り返りながら僕は 見送っている」 若人に幸あれ。そしてそういった国になっていくのを目指してくれ、政府は。 老人のための政治はやめてくれ。フレッシャーズが幸せに過ごせる様な世の中を目指してくれ。 ではまた。
「ロストテクノロジー」 【↑新しいフライパンがきたよ】 コバ・ジュンです。 新年度が始まり、初めての週明け。本日より初出勤の方、そして初登校の方もいらっしゃることでしょう。新生活を応援しますよボクは。頑張れフレッシャーズ!(う〜ん、なぜボクがいうとなにやら嘘くさく聞こえてしまうのだろうか) 早めに本題入りましょう。タイトル。「ロストテクノロジー」です。皆様、これがどういったものかご存知でしょうか。簡単に、そしておおまかに説明しますと、『過去には技術的に可能だったものが、現代のこの世では作ることが出来ない』などというものを指します。 有名どころでいえば、エジプトはギザの大ピラミッド、日本刀、戦艦大和の主砲などが挙げられます。詳しくはそれぞれを検索していただくとして、過去に作れたものが、技術が遥かに進んだ現代で作れないというのは興味深いですよね。一体どんな製法が使われていたのか…。 かくいうボクにもロストテクノロジーが存在します。遡ること15年も前からボクはwebで日記を書いているのですが、過去の内容を見るとまぁこれが面白いこと。「え?俺、こんなことしていたの?(出来ていたの?)」ということばかり。 例えば料理。「○○を蒸してバジルを振って」とか出てくると、そんなの作った記憶がまるでありませんし、今作れと言われても多分出来ません。 例えばパソコン。以前はイラストレーターというアプリを使ってデザインをしていました。しかし、当時作っていたデータを見ると、今ではとても出来ないレベル。デザイン的にも技術的にも。 例えば音楽。くだらない曲ばかり作っていましたが、今聴くと「あれ?良いかも?」なんてのが出てきます。どうやってこのコード進行を思いついたのか、そしてそれを実際に楽曲としてなぜ昇華できたのか。 というように、個人の小さな世界においても、ロストテクノロジーは存在するのです。 覚えている方もいらっしゃるかと思いますが、昨年の今頃、ボクはとにかく「餃子作り」に凝っておりました。日々、あーでもないこーでもないと試行錯誤し、美味しい餃子を作ることに専念し1000個以上は優に包んだ後、最終的に「手作りした餃子を冷凍しても、お互いにひっつかない方法」を見つけ出して、そこで情熱が尽きた覚えがあります(笑。こちらの日記のdocument.2を参照のこと) しかし当時のクオリティを保った餃子を、今作れるか?と言ったら多分ムリでしょう(笑)一度ハマるとガッツリやりたい性分なのでとことんまで突き詰めるのですが、飽きっぽくもあるので、気づけばそれは「ロストテクノロジー」となってしまうのです。 そんな「失われた技術」。皆様もお持ちではないですか?「以前は服を裁断から手縫いで作れたのに」「木を切り倒すところから始めて、縁側を作れたのに」「竹で印籠継ぎの鮎竿を作れたのに」とかありませんか? ロストテクノロジー。それは皆様のすぐそばに存在しているのです。そう、気付かなかったけどいつの間にか出来なくなっていたことが…。 ではまた。
「桜が咲かぬ」 【↑夢二と供に】 コバ・ジュンです。 4月になりましたね。しかしまだ外に出るには、かなりの厚着をしなければいけないほど、寒さが身に沁みます。 昨日は大岡川の桜祭りに出かけてきたのですが、とにかく寒い。午後には上がる予定の雨はぱらぱらといつまでも降り続き、防寒をしてきたというものの、体の芯にぐぐぐいっとその攻撃的なトゲを刺してきやがります。 そんなわけで「桜祭り」といいながら、この気温では桜も咲いておりません。こりゃ見頃は来週あたりかな…。 日ノ出町駅から黄金町駅へ向けて、川沿いを歩いて行きます。去年より明らかに人手が少ない。そりゃ「この天気、寒さ、花咲いてない」ときたら分からないでもないです。たくさん出ている出店の売り子さんも寒そう。まずは従兄弟が経営するバーへ。その店頭ではエディ潘さんが演奏しており、この一角は黒山のひとだかり。大人気&大盛り上がりでした。さすがゴールデンカップス!ビールと串焼きを頼みカウンターでタバコを吸っていると、従兄弟より「氷買ってきて」の命令が(笑)。まぁ去年は売り子させられましたし、想定の範囲内です。 「そろそろ頃合いかな?」と日ノ出町方面に移動をしたボクの予想がズバリで、お目当のディキシーランドジャズの「ぎんバンド」二回目の演奏を頭から聴くことが出来ました。昨年も来て雰囲気は分かっていたので、まずは甘酒購入。売り子をしていた小学生くらいの女の子、すごく頑張っていてめちゃくちゃキュンとしました。寒い中素敵な演奏を聴かせてくれたバンドのお三方にも感謝。CDも買いました。 再び黄金町方面へ。バーは混雑していたので、駅前のホルモン屋が出していた出店にてビバーク。暖かいモツ煮込みが冷えた体にグッときました。 バーへ戻ります。混雑は変わらずでしたが、隙間に体を滑り込ませます。店内にいたお客さんは皆様エディ潘さんのファンの様。昔話に花が咲いております。ジャガーズ、テンプターズ、沢田研二さんの話などで盛り上がります。品の良いおじさま、おばさま方に囲まれ、非常に濃密で楽しい時間を過ごせました。 ここで思ったのは、長年のファンの皆様は本当に素敵なのだなあ、ということ。6~70代の方々が、無銭とはいえいまだにこうやってライブがあれば聴きに来て、その町にお金を落とし、「横浜ホンキートンクブルースが聴ければ最高!」とか楽しんでいらっしゃるのです。あぁ、良い空間にいられたなあ、良い時間を過ごせたなあと。ただ、「お兄さん、あたしより全然若いじゃないの。50代?」と言われたのは解せないぜ!そんな老けて観られるなんて。まぁ確かに生え際はキラッキラしてますけど。…そろそろまた染めなきゃ。 まだ陽も高いうちに帰路につきます。何故かって?寝てないからだよ!帰り道に食材を買って帰ります。 家に着き、公魚の唐揚げを作って食べて「ウルトラセブン」「ブラタモリ」。楽しい?うん、楽しい。これで今はとても楽しい。ひとり暮らしに慣れ過ぎちゃったなあ。ATフィールド全開ですね。 さてタイトル(ここでか)。芸能活動の話。もう一年以上「桜が咲いて」おりません。色々と見直さなければと思わなければいけない時期。前述の「50代に観られた」というのも、かなりグサッと突き刺さりました。若く見られる必要はないのですが、それだけ今の自分が老けこんで見えるという事実。見た目のメンテナンスをもうちょっと頑張らねばいけないなあと真剣に考えるこの頃。毎日鏡に映る自分を見ているとしても、自分では気付かないこと多いのですよね。そういう時に「パートナー」がいれば指摘をしてくれるのでしょうが、「いないので」、自分でなんとかするしかないのです。言うても現在「ダメループ」にハマってしまっているのは如何ともしがたいところではありますが。 ではまた。