秋田県は「八郎潟」に行って来た。ここは関東以北、ブラックバス最後の聖地と言われる。すでに訪れた釣り仲間達からは「あそこはスゴイ!あんなに釣れる湖はない。正にバス天国!」という噂は聞いており、「いつかは...」と思っていたが、釣り友「DD」さんのお誘いにより、その機会は意外と早く訪れた。以下は釣行記。
1 Days〜(5/19,20)
横浜を4:30に出発。首都高〜東北道〜秋田自動車道を経て、八郎潟着は13:00。途中ガソリン補給のため高速を降りたり、慣れない左ハンドル車を運転する自分がテンパっていたりとトラブルもあったが、無事に着いたので良しとする。カートップのボートをセッティングし、いざ湖上へ。開始10分程度で早くも1尾目(&賭け勝利品のタバコ)をget。幸先の良いスタートになる。その後もアシ奥などで釣れ続け、7本をget。DDさんは18本。日も暮れかかる18:00に撤収。ガストで夕食。相も変わらずツインハンバーグラージのセット&ドリンクバー。後、明日の食料を買い込み宿泊所「サンルーラル大潟」へ移動。安い割に快適な部屋、しかも温泉まである。ぐっすりと寝る。23:00就寝。
2 Days 〜(5/21)
4:00起床。5:00出船。曇りがちな空。今にも泣き出しそうだ。リップラップ(ゴロタ石)を攻めるも調子が良くない。が、DDさんは快調に釣り続けている。そして風の当たっているパラアシで45cmをget(賭け賞品のペットボトル含)。しかし自分は全然釣れない。 と、ここで忘れていた「焼きそばパン」を食べる。コレは自分のジンクスで、食べないとその日は凸(デコ。魚が釣れないこと) に終わってしまうのだ。早速体内に補充。次のキャストでこの日初の魚をget。ジンクスは守るモノだ。
昼から風、雨に悩まされたが、昨日と同じアシの内外を攻め、17本。DDさんは30本くらい。そろそろ左手親指が魚の歯のせいで痛くなってきた(ザクザクになってしまう)。面白いのはとにかくお手本通りに釣れること。「ココには、いるだろー」という場所にキャストすると大体は食ってくる。「いいとこ入った!‥‥(ゴツゴツ)おお、やっぱり!」なんてのが普通に体験できる。嬉しかったのはキャスト毎に釣れたこと。3キャスト3ヒットなんてまず関東では味わえない。「17ほ〜ん。(キャスト)‥‥
!?‥‥18ぽ〜ん!」一体なんなんだ、ここは。
19:00納竿。釣具屋に寄り、ルアーを補充(釣れすぎて分解してしまうため)。その後中華のファミレスで食事。美味くなかった。そしてコンビニで食料補充したのだが、なんと焼きそばパンがない。明日に不安を抱えつつもホテルへ戻る。そこでDDさんがフロントに「塩、貸してください」と頼んでいた。笑った。借りられたのにも笑った。Basserならこの後彼が部屋で何をしていたか想像つくはずだ。温泉に浸かりビールを飲み23:00就寝。カメルーン代表はまだ中津江村に着かないそうだ。早く着いてやれよ。
3 Days〜(5/22,23)
4:00起床。いよいよ今日は最終日。泣いても笑っても帰らなくてはいけない。「爆釣八郎潟」をなんとしても体験しなければ。目標の100本まで残すは75本。起きるとDDさんが「昨夜、風呂でソリマチに会ったよ」という。ソリマチ?反町‥‥裕之?(爆。わからない方ゴメンナサイ)「いやいや、反町隆史だよ。あそこもソリマチだった(一部フィクション)」とおっしゃる。そういえば彼はバス釣りが好きだ。いてもおかしくない。ホテルをチェックアウトし、5:00出船。ボートをセットしていると、本当だ。来たよ反町。遠目でも俺といい勝負だ。いや、ちょっと勝っていることをここに正直に告白しよう。皆に変な期待を抱かせてはいけないからね。まぁ男としてどっこいどっこいってとこ?
この日は晴天。日差しが頬に痛い。朝イチにDDさんがリップラップで魚を獲ってからは沈黙。状況がガラリと変わってしまったようだ。自分は昼過ぎても1本も獲れず。やっぱり焼きそばパンを食ってないからだ。ふてくされて寝る。
夕方近くなり風が吹いてくる。日差しも幾分弱まり、アシの間で魚が暴れ始めた。これはと思い昨日と同じパターン(アシの「これでもか!」というくらいの奥の奥にラバジをピッチ)を二人で試すと、見事的中。DDさんは20本弱。自分は8本。40upも獲れたので満足。19:00納竿。ボートや荷物を整理し、そのまま帰路へ。交代して運転するも、さすがに疲れが出たのでSAで仮眠をとりながらの帰宅となる。家に着いたのは8:00。二人ともヘロヘロ。さすがに三十路間近にはキツいスケジュールだったようだ。
総括〜
噂ほどの釣果にはならなかったが、自分の好きな釣りを思う存分楽しむことは出来た。次回はもう少し余裕を持ち、そして下調べもしっかりしていこうと思う。そして最後に、まだ行ったことのない方は、ぜひ一度体験しておくべきだ。釣り本来の楽しさを味わうには、まさしく最後の楽園なのだから。
私信〜同行していただいたDDさん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。今度はライトリグでセコく攻めるのもやってみませう。(J)
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